社長として大切な仕事の一つに人事考課がある。
前期を振り返り今期の待遇面に落とし込むには物凄く労力を要する。
評価というものは信賞必罰に複眼的に行うことが必要であるが、ファジーな部分を汲む点が一番悩む。
給料報酬を昇給か据え置きか・・有給休暇は何日・・経費枠はどれぐらい・・
キャッシュフローが良く、利益が出ていれば会社の実態に見合った納税を済まし、それ以外のキャッシュを従業員の報酬に付与させたいと多くの経営者が思っているだろう。しかし、実際やろうと思うとかなりハードルが高い。
会社は利益を出した従業員にお金、ヤリガイ、自由な時間(休み)この3つを対価として与える必要がある。弊社には事業部が4つ存在するが、評価においてはぞれぞれの事業部で独立して行うようにしている。
従業員の労働対価に関する考え方は様々で、直近のお金に物凄く固執する人もいれば、野心(向上欲)はあるのか・・?と思ってしまうほど呑気な方もいる。よその芝生と比較して不満を申すものもいれば、一切待遇面面について発言しない人もいる。
全ての方の言い分は決して間違ってはいない。しかし、全ての方の意見を聞いていては会社を長く存続することはできないであろう。
株式会社である以上、会社と私は委任関係であり永続的に存続することが必要であり、それがお店(会社)に支援と投票(買物)をしてくれるお客様への感謝の証であると思う。
売上(在庫)の数字、勤続年数、仕事に対する姿勢と考え方、人としてどうか・・
一人を除いて、給料の昇給を行う決断をした。休暇も正社員は年間12日増やすことにした。
”在庫を適正化する”このお題目をきっと達成してくれるであろう。
来期こそは自分自身の役員報酬を上げたい。