リネンショーツ

長年洋服屋をやってきたので過去に色々なブランドや素材を着用してきた。個人的にはレディースの洋服が得意分野であるがメンズのクラシックスタイルも経験と情報量には自信がある😊

近頃、話題のクワイエット(サイレント)ラグジュアリー、エフォートレスエレガンスというジャンルが巷で人気。イタリアの素材メーカーの中で一級品として認知されてきたロロピアーナもLVMHグループに入ってから急激に型数を増やし雑誌などに多く掲載されるようになった。生地メーカーのソルビアティもロロピアーナの傘下に入ったので益々素材のクォリティが上がったのだろう・・!?

こういう職業なので大枚を叩いてLPでリネン100%のショーツを2本、番手違いで買ってみた😅

諭吉10を超える価格帯なので本来ならガシガシ履くようなことはしないのだろうが、洋服は着こなしてこそ肌の一部となるという考えからデイリーで履いてみた✌️

洗濯はネットに入れオシャレ着洗いモードにして日陰干し。履き心地、色の風合いなど高価格帯だけあって安価なリネンショーツとは一線を画すが正直な意見として縫製は価格以下で非常に悪い。去年の夏と今春に履いているが早くもボタンが二箇所外れてしまった。カシミアセーターには替糸が付属されるがショーツやパンツには糸が付属されていない点も残念。やはり同ブランドは無染色のカシミアセーターには高い金額に対しての価値はあると思うがリネンの既製品ならソルビアッティの番地から選びテーラーでオーダーした方が得策だ。

ブランドの洋服を扱う端くれ者として審美眼を鍛えることは現場を離れてもずっと続けていきたい😉

Scroll to top