今の時代、多くの小売業にとってイーコマースは経営の要であると思う。
ある日突然、取引先メーカーからこんな電話が極稀にある。
「ホームページを使っての通信販売を直ぐにやめて頂けますか・・!?」
メーカー様によっては取引を開始する際、電子商取引に関するルールに付いて詳細な話し合いを行うこともあるが、大方のメーカー様とは紳士協定で行なっていると解釈している。
価格を守る。誠実にブランドポリシーを表現する。メーカー様と情報交換を密にする・・こういうことをしっかり行えば、双方ともにwin winの関係が築けると思ってきた。
しかし、何故突然通販を控えろと言われるのだろうか・・
あるメーカーさんからはこんな類の話を聞いた。
「○○のお店はイーコマースをやっていないのでフェアではないんですよね・・」
「カートに入れることが良くないんですよ・・」
「○天やヤ○ーはイメージが悪いんですよ・・」
通信販売を一切行わずブランディングするメーカー。通信販売を活かして拡販するメーカー。
これからのイーコマースビジネスは益々二極化するであろう。
果たして消費者への目線は何処にあるのだろうか。