ジョンロブ東京

東京から帰る際、少し時間に余裕ができたので丸の内にあるジョンロブを訪れた。

相変わらず素敵な靴が並ぶ。初夏にはローファーを履きたくなるので同ブランドのロペスを検討しているが素材について少々悩んでしまう。
オックスフォードの茶・・
ミスティカーフの茶・・
スウェードの茶・・
皺(シボ)がきつい茶レザー・・
グットイヤーウェルトなので、最初の足入れは相当きつい。沈み込みが収まるまで相当な痛みを伴うだろう(笑)
それにしても、JL丸の内の立地は素敵だ。皇居にも近く、路地が整然としていていかにも東京らしい。
私的には国内でウィンドショッピングをして一番心地よいと思うのは銀座でもなく間違いなく丸の内。

ブレイシーズ

近頃、スーツの好みが益々クラシック路線に傾倒している。
先日はアイリッシュリネンの3ピースを新調したのだが、トラウザーにブレイシーズ専用ボタンを取り付けてもらった。
ブレイシーズ(サスペンダー)といえばアルバートサーストンの物に昔から憧れていた。
季節的にはバラシャやジャガードの物が良いと思うのだが、残念ながら希望カラーが見当たらず、よりクラシック性の高いx型バンドでフェルト素材のボックスクロスをセレクトした。

先人の教えによるとサスペンダーの金具部分の位置とジョイント部分も大変重要とのこと。
長さは100センチのミディアムサイズをセレクト。トラウザーとのジョイント部分は白の羊皮(汗をかいたとき白は移染が少ない)
スーツを25年以上着てきたが、ベルトレスで着るスタイルが何故か新鮮に感じる。
素材やカラーも沢山リリースされていて洒落心をくすぐられるが、ネクタイ同様、素材違いで無地のネイビー、グレー、ブラウンの3色があれば私的には十分。本来人目に晒すものではないらしいが、梅雨時期はウェストコートを脱いで2ピースの時にも現代的解釈のお洒落で積極的に使用してみたいと思う。

独り言・・・近頃の面接で思うこと

遥か昔、こんなフレーズを本で読んだ。
・10代、20代は「自分を知ること」
・30代、40代は「世間、世界を知ること」
・50代、60代は「人生を知ること」
・70代からは「天命を知ること」
当時、子供だった自分には「何それ?」的解釈であったが、最近少しわかるような気がしてきた。
こんな言葉も何処かの本で読んだ。
◆30歳の時に何を考え、何をやっているかによってその後の人生はおおよそ決まる。
また、ある時はこんな言葉に感動した。
◆自分を変えるのに、決して”遅い”という事はない。人を変えるのには時間を要するが、自分が変わるなら今すぐ変えられる。
最近、30歳前後の方を面接させて頂いて、どうも志というか信念のようなものを感じない。
案の定、働いて直ぐに仕事が合わないと言って”飛ぶ”(突然音信不通になる意・・笑)輩がいる。
弊社も次世代に対して事業を積極的に展開しているが、後継者となる人達は本当に現れるのだろうか・・
いやいや、何度騙されようがそういう後継者となる志の高い人材を会社が育て上げないといけない時代なのだ。

凪(風がおさまって波の穏やかな状態の意)

当月は恐らく湿度も高く、ぐずついた天気が多いだろう。アウトドア遊びにはイマイチな月かもしれないが雨に心を鎮められるような穏やかな水無月でありたいと思う。
同県を代表する書籍に”凪”という素敵なローカル本がある。
編集長の生い立ちに起因することが多いと思うが、”自然” ”伊勢” ”昭和”的なキワードで一貫して創られているところが素敵である。
先日、そんな素敵な雑誌に弊社をご紹介頂いた。

お店の”イメージ”という感覚的なモノがどういう風に伝わるかを重要視する方もいらっしゃると思うが、私は経営者として”誠実さ”が読者に伝わることが一番大切だと考えている。
弊社のページは諸兄諸姉にとって如何だろうか・・

円安の影響

最近の急激な円安により、ある輸入メーカーは10%以上販売価格を上昇させるという。

先日、メールで新しいプライスリストが添付されてきた。こういう事は大変デリケートな要件であると思うが、一方的にメールで送りつけるのは如何なものか・・本来なら名指しで、こういうメーカーさんをユーザー様にお伝えしたいところであるが、そういうことをしてもファンのお客様には一切のメリットも無いので控えるが、実に腹立たしい。
インターネットで本国のリテールプライスが小学生でも判る今、内外価格差を詰める努力は輸入メーカー、小売店含めてプライオリティは高い。恐らく輸入代理店は貿易のプロなので為替予約などもしっかりやって変動分をヘッジしているだろう。
”アフターサービス”は確かに商品代金のコストに含まれていると思うが、少々鯖を読みすぎているのではないだろうか。
”素晴らしい商品”とは高品質であると同時に適正価格である
その点、ブラックダイヤモンド(equipment)、オスプレイ等の輸入代理店であるロストアロー社の経営姿勢には学ぶべき点が多い。
5月も今日で終わり・・日が経つのが実に早い(汗)
諸兄諸姉、当月も拙いブログをご覧頂き誠にありがとうございました。

大切な日

今日は私事の話で恐縮だが、自分にとって大切な記念日である。
結婚19周年(汗)・・厳密にいうと29年前に始めて妻と出会った日である。
もう時効だと思うので正直に白状するが、5月30日という日が記念日であることをうっかり忘れてしまった年もある。
いつかハリーウィンストンのダイヤモンド(爆)をプレゼントしたいと思っているが、今年もそんなサプライズは一切用意していない。
流石に来年は結婚20周年になるのでプチイベントを今から練ろうと思っているが、今朝はサラッと”サンクスな気持”を伝えたつもりだ・・しかし、案の定、妻も今日が記念日だったことは全く覚えていなかった(爆)
夫婦のコミュニケーションのあり方は千種万様だが、年を重ねると夫婦といえどもお互いの内面に抱いていることを言葉に表現しなくなる傾向がある(照れくさい、忘れている、阿吽、今更?などなど)
言葉にする。文字にする。態度に表さないとやっぱりすれ違いが生じる。
今日は自分自身が妻を不快にさせていると思われる点を列挙して修正するように誓った。
一例をあげると、
・自分が助手席に乗っていて、妻が思い通りに運転操作ができなくても決して舌打ちはしない。
・経営のことに口出しされたとき、どうしても謙虚に受け取ることができないが、話は最後迄聞く。
お互い45歳を超え、人間としてはまだまだ未熟であるが、お互いの欠点を指摘するのではなく、支え合いフォローしあって一日一日を大切にし、人として敬意を持って接して生きたいと思う。
死に際に”この女性と一緒に生きて良かった・・”そう思えるような夫婦生活をこれからもおくりたいと思う。

SHOE SHINE

都会では”靴磨き”というストリートベンダーが復活していると聞く。
先日、有楽町の千葉スペシャルという靴磨き集団を有楽町で見かけた。

靴は今も昔も男のファッションで重要なアイテム。
一杯飲みながら水と黒缶ポリッシュを用意し、自宅で夜な夜なやるのも良いが、プロに磨いて貰うとヒカリかたの質が違うことを実感する。特にトゥとヒールの光沢は深みがあって抜群にいい。
”ランチタイムに靴磨き”・・こういう文化が戻ってきたことはとても嬉しい。
フェイクレザーシューズは雨の日も、風の日も強く戦闘靴としては良いかもしれないが、”本革靴を磨く”という所作が心の豊かさに繋がるのは間違いない。

TOKYO

昨夜はお仕事で大変お世話になった方のお別れの会に出席させて頂いた。
現代の交通インフラなら四日市から埼玉(の南?)までおよそ3時間で繋がる。
人は必ず死ぬ。
そしてまた新たに生まれ変わる(たぶん)
お別れの会の帰りに思うことは、健康のありがたさ。
次世代の為にやらねばならぬことが山積みと思ってしまう現代。
それにしてもTOKYOには外国人が大量に戻ってきている。

これからの季節に必須のアクセサリー

巷ではクールビズを積極的に推奨しているが、自分は7月中旬頃までは極力ジャケットを羽織るようにしている。今時期はリネンがもっとも調子いい。ベスト付きで着るには日中少々暑くなってきたが肌着もシャツもネクタイもリネンにすると随分清涼感を感じることができる。
しかし、気温が40度近くになると流石にジャケットはきつい(汗)エアコンがガンガンきいた場所なら涼しい顔でお洒落を楽しめるが、時代的にスマートでない。
そんな時に活躍するのがコレ。

日本の伝統的小物の扇子。服のスタイルやカラーにあわせてセレクトする。
所持しているものは安価なモノが多いが、絵柄や素材によっては美術品のような高価なものもある。
日本の暑い夏、少しでも粋なスタイルを楽しみたい。

上司との食事

先日、異業種の方と雑談をしていたとき、こんなフレーズを耳にした。
「うちの社長とご飯を食べていても全然美味しくないですよね・・社長と高級イタリアン食べるなら一人でチャーハン食った方がいいっすわ・・爆笑」
自分にとって、とても重い話として受け取った。
社長としての自覚はあるが、食事の最中に社長という上からの立場で部下と飯を食った記憶はない。酒の席ならば馬鹿を見せようと頑張ってきたし、美味しいものは真っ先に部下に食べて貰おうと今も思っている。
思いは言葉に出さないと伝わらないのだろうか。
仕事を終え、近所のラーメン屋に行きタワイもない話をするのはとても心地良い。世間話、下ネタ、商売の話・・翌朝、開口一番「昨夜はご馳走様でした」と弊社のスタッフは必ず口にする。私も心の中で「お粗末さまでした。いつもありがとう」と答える。
・・が、もしかして社長にあわせておけば”タダ飯が食える”・・上司の誘いなんて断れんでしょ・・そんな気持でラーメン屋に付き合わせているのだろうか。
近頃、会社の規模に付いて夜通し考えることがある。
今一度、食事をしながら面談をするときなのかもしれない。

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