父の誕生日

お恥ずかしい話になるが、父と仲が良くない。

もともとは経営に対する考え方の違いから距離を置くようになったのだが、人生観に関してもお互い年を重ねる毎に益々開きがでてきた。

幸い健康なので母が他界した後も身の回りの身支度を自分自身で行ってはいるが、今日で78歳になるのでそろそろ健康面も気になるところ。

「中が悪いから」といっても実の親子なので世話を放棄することはできない。親戚とも実の娘とも疎遠になっているので、万が一病気などで入院した際は自分が責任を果たさねばならない。

「こんな経営者になりたくない」「こんな父親にはなりたくない」反面教師に沢山のことを学んだ。

信じられない話に聞こえるかもしれないが「誕生日おめでとう」といって実家を訪ねるに相当なエネルギーが必要となる。手紙で済ませるかそれとも玄関のチャイムを鳴らすか・・親子の関係は無常である。

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