私は白いシャツが大好きだ。
4シーズンこれほど着まわしできる袖モノは中々ないと思っている。
中でもオックスフォードのボタンダウンシャツには自分なりの拘りがある。
生地はあらゆるものを試しみたが、やや肉厚のある無名の国産生地がお気に入り。縮率が高めだが頑丈で洗濯にも気を使うことが全くない。
コットン生地では自分の体型上、既製品の型紙は体にそわないので大半をオーダーする。
このホワイトシャツも勿論オーダー(オーダーといってもパターンオーダーなので決して高くない)
左がセットインして着用する場合、右は春夏季にセットアウトして着用する場合のスタイル。ご覧のように大きく総丈を変えている。
シャツの殆どは前立なしであるが、オックスフォード生地に限り前立有りで、レギュラーカラーのボタンダウン使用にしている。胸ポケットは無しでボタンは肌触りが良い貝釦が好み。
マイシャツのスタイルが確立したのが、調度40歳になった時・・それまでは流行りものに惹かれ、散財を繰り返して、ようやく”自分らしさ”に出会えた時のことを今でも憶えている。
年を重ねてもオーセンティックでプレーンなデザインのものをサラリと着こなせるような大人に憧れる。
”服に着られる”のではなく、あくまでも”服は自分らしさを引きたる”大切な相棒だと思う。