ポータルサイトのトップページで”法人税率低減”の話題が多く掲載されている。
結論から言って、今の日本は”下げた方が良い”と強く自分は思う。
財源が厳しい日本でさらに税収が減ることを懸念する声もあるが、このままでは大企業は低税の国へ。零細企業はさらにコストダウンを余儀なくされ何れ崩壊する。現総理もアメリカの追従だと揶揄されているが正しい判断だと応援したい。
自分も経営者という立場で納税は義務であり、誇りであると思っているが利益を1%あげるのにどれほどしのぎを削っているかは税収をあてにする輩には判らないと思う。比較的利益が出やすい業種も確かにあるだろうし、大企業のスケールメリットも大いにあると思うが、消費者に最も近い零細の小売業は最も苦悩しているのではないだろうか。
多くの経営者は雇用の促進を考え、地域の発展や世の為、人の為に役立とうと思って日夜努力している。
就職先も”職種を選ばなければ・・”という意見もあるが、まだまだ雇用のパイは広がっているとは感じない。先ずは雇用を生む企業をバックアップすることが重要であると思う。
起業すると確かにヤリガイがあり、日々仕事に充実感を感じるかもしれない。しかし同時に多くの苦悩(お金やヒト)も感じることになる。何時の時代も優秀な起業家は現れ、事を成すことができると信じたいが、今の社会ルールでは育つ起業も育たなくしていると感じる。
企業に”納税させたくなる”ような仕組みをもっと有識者で考えるべきでないだろうか。