不相応ではあるが、自身ジョンロブの靴を数足所有している。
革靴好きな方ならば一度は足入れされたことがあるのではないだろうか。
エデワードグリーン、ジョージクレバリー、ガジアーノガーリング、JMウェンストン、クロケット&ジョーンズ、オールデン、チャーチ・・英国や仏、伊、米などの物に憧れ、30数年間で色々なタイプのレザーシューズを履いてきた。
残念ながらロンドンロブの靴に足入れすることは念願叶っていないが、パリロブの靴は本当に素晴らしいとしみじみ思う。5年前に足入れした靴もソールが沈み、反り返りがでて絶妙なフィット感を得ることができた。
そんな一流のジョンロブ。アフターサービスも実に一流である。
モンクシューズのバックル部分付け根が傷んできたので購入店へ修理を依頼した。たまたま東京のお店で購入したので、修理内容を電話で伝え宅急便で送付させて頂いた。
依頼後1週間ほど経過しただろうか・・とても厳重に段ボールに梱包されて帰ってきた。
そして、開封してみて驚いた。何とイエローボックス(それも片足用)に入れられ、靴の表面に傷がつかぬようソフトペーパーに包まれ丁寧にお戻し頂いた。
一流ブランドのホスピタリティとはこういうものだと魅了された。
弊社も通信販売を積極的に取り入れている。取り扱うブランドは我々が自信を持って一流品だと信じ、お売りしているものであるが、お取引のご案内文や梱包、アフターサービスの面において猛省する点がしばしばある。この点に付いては自覚と責任を持ってこれからもお客様の笑顔の為に誠心誠意務めたいと思う。
閑話休題。
ここからは失笑ネタをお伝えしたいと思う。
修理が仕上がり、ルンルン気分も束の間。思わぬ大ハプニングが発生した・・
届いた靴の外箱を処分するように売り場のスタッフにお願いした。
スタッフは二つ返事で了承した。私は外箱と内箱を焼却ゴミとして処分するつもりで依頼したつもりであった・・
翌日、靴とお馴染みの黄色い靴袋をどこかに置き忘れたのか、何処にも見当たらない。マイデスクにも車にもバイクの荷台にも・・
まさか・・!
嫌な思いが的中した。何と修理のあがった靴は不燃ゴミ、靴袋は可燃ゴミに・・(^^;
人に物事を依頼する時は詳細に伝える必要がある。片足だったので、気を利かし不要処分に回したとのこと。
ギリギリゴミ箱から拾い出して一難逃れた。もう二度とこのような悪夢は見たくないと思った(^O^)
伝える事の難しさを改めて学んだ(^0^))
失礼承知にてあえて申し上げますご無礼をご容赦ください。
伝えることの難しさ以前に、社長様とはいえ私物に関わる処分をスタッフにお願いするのは公私混同にあたるかと存じます。
人の受け止め方によっては「業務上の廃棄を頼むなら分かるが、社長の私物の高級靴の処分を何で自分がしないといけないの?」とお悩みになる方もいるかもしれません。
昨今雇用側と被雇用者側の意識のギャップから「ブラック企業」などという言葉を流行らせているこのご時世、貴社は社長様とスタッフ様との距離がとても近い風通しの良い会社であろうことはブログ等から見て取れるところにこのような意見具申は如何なものかと悩みましたが、あえてコメントさせていただきました。
F様、貴重なご意見誠にありがとうございます。おっしゃるとおり、F様からのコメントを読ませて頂き公私混同の部分が自分にあるよう気付かせて頂きました。近い距離感が私にとって”コミニュケーション”という感覚だったのですが、もう少し深く考え行動したいと思います。
今回の一件はたまたま、担当者が段ボールを処分していた為、序任せにして点もありました。
個人の宅配物を会社宛に送ることや私用内容の電話なども今後特に気をつけたいと思います。
生意気申し上げ恐縮です。
貴社の益々のご発展を応援申し上げておりますゆえ、ご賢察の上ご容赦いただければ幸いです。
F様、ありがたいお言葉に大変感謝致します。この年、この立場になりますと中々”いい意味での指摘”をしてくださる方が少なくなります。我々のような立場の人間は裸の王様になっては絶対にダメです。F様のように相手を思い、考えた上での言葉を発するには大きなパワーが必要になります。そのお心遣いに深く感謝申し上げます。引き続きご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いします。