近年、他所様の前で靴を脱ぐような機会が随分と減ったように感じる。
せいぜい和食レストランに入るときか知人宅に招かれたときぐらいだろうか。
しょうもない拘りになるのだが、自分は靴の脱ぎ方に一つ気をつけていることがある。
それは脱いだ靴の紐を履き口の中に入れておく所作。
靴好きは、相手が靴好きな人かそうでないかは手入れの仕方を見れば直ぐに判る。ある本で”靴と時計”を大切にする方は人を大切にすると書かれていたことがある。確かに一理あると思う。
しかし、靴も時計もその人の振る舞い方で随分と相手に与える印象が変わる。
ただ、サラッとやらないと入口でトロトロやっていては逆に神経質そうで相手に不快な思いにさせることになるのでご注意頂きたい。
革靴の紐は消耗品であるので、定期的に交換する必要があるが、こうしておくだけで紐先がささくれるのを防ぐ効果もある。
年末年始、靴を脱ぐ機会も多いので男性諸兄もちょっと意識されてみては如何だろう。