今年のクリスマスは長男がデコレーションケーキをつくってくれた。
見た目は全く売り物にならないが、子供の真心がこもったケーキは親にとっては最上級にうまい。キッチンのそこらじゅうに生クリームが散乱していたが、一人で細かくフルーツをカットし、ホイップしたクリームをスポンジに乗せる姿を見ていると何だか熱いものが込み上げてきた。
先日は会社の同僚からシフォンケーキを頂いた。親近者からお手製のお心遣い、これまた格別に嬉しい。
人にとって”食う”というは行為は生命を維持する上で絶対必要。しかし、飽食の現代、何だか食べ物への”尊いありがたさ”を忘れているようにも近頃感じる。
お腹いっぱい食べれる日常への感謝、家人が毎日行う飯の支度への感謝、大切な人と一緒に食事ができる時間への感謝・・
子供が悪戦苦闘してつくったケーキを食べながら”食”への感謝が溢れてきた。