人生の終わり際に最も後悔することは”やらなければならないこと”をできなかったことではないだろうか。
年を重ねれば変化するかもしれないが、母が他界してからずっと感じている。
あそこへ行きたかった・・あれが欲しかった・・あれをやればよかったなど”やりたこと”は人生最期の時を迎えてもきっとキリが無いと思うので身の丈にあったことが一つでも多く実現できれば十分だ。
先日”やらなければならないこと”を実現することができた。
それは本家のお墓を新家のお墓に移すこと。
親族で唯一、男で先祖を継承できる立場にあるのは自分だけ。立場上、自分から申し出すことではなく”親族から頼まれればやろう”そんな軽い気持ちでいたが、自分の使命や後世の子供達のことを考えると行動する気持ちが湧いてきた。
何十年ぶりかに親兄弟、従兄弟が大勢集まる場をつくることもでき心から嬉しく思う。
そもそもお墓や仏壇は命あるものが”集う”為に存在する面もあると私は考える。せめてお盆とお正月ぐらいは墓や仏壇を前に思い出話に花を咲かせる時間は素敵ではないだろうか。
天候にも恵まれ、親兄弟3人が境内で仲良く片を並べる姿を写真におさめることができた。
閑話休題
仕事も同じで”やらなければならない仕事”というものがある。往々にしてそういう仕事は辛くて、面倒なものが多い。しかし、それを先送りばかりにして”やりたい仕事”ばかりをこなしていては仕事人としても人間としても成長を望めないのではないだろうか。