素人の木工

各店、春物の入荷が始まった。
売り場面積が決して大きくない弊社は、ストック場所がかなり小さい。
その為、入荷がピークに達する際は売り場に段ボールが山積みされ、お見苦しい売り場となる。
これを改善したいとおもい、仕事の合間をぬって専用棚の製作をコツコツ行なっている。勿論、DIYだ。

DIYでやる理由には大きく二つある。
一つはコスト削減であるが、もう一つは”現物あわせ”ができるからだ。収納するモノや場所によって微調整できる点がイイ。
それにても、木工は大変面白く、ついつい夢中になるものだ。描いた図面(ポンチ絵程度)が徐々にカタチになるのはとってもワクワクする。また、料理とも共通する点だと思うが、素人でも数をこなすごとに上手くなるのが実感できる。
小学生の頃、図工の成績は全く良くない記憶があるが、まさか自分で差金(サシガネ)を手にするとは・・(笑)

会社の規模に関係なく会社組織では同じような問題を多少なりとも抱えてはいないだろうか。
弊社も全ての役職ある人が有能ではない。
そもそも社長の私が社長職を完璧にこなせていない。
クリエーション、マーケティング、ファイナンス、ヒューマンリソースデベロップメント、アシスタント・・・
中小零細企業の創業社長の仕事は多岐に渡り、限りなくスーパーマンでなければならない。
しかし、経営を専門にした学校、又は教育を受けていないので、トライ&エラーを繰り返し辛酸を舐めることと、先人の教え(本)を読んで学ぶしかない・・これには時間を要する。
社内に取締役や部長、店長という名のもとで、仕事をこなしている人に管理職がマッチしていない人は確かにいる。従業員からの悲鳴(会社を去った人を含め)はある意味よく理解できる。
「自分はスペシャリストだからジェネラリストではない。だがら管理職に向いてない」などといって管理職を放棄しようとする人もいる。
しかし、全ての管理職の人は日々苦悩し、日々努力していることも判って欲しい。
役職が志をつくり、継続的な向上心が実を結ぶことを信じて欲しい。
それでも、人として上司として尊敬できないならば、自らが管理職になるしかない・・
・・・そんな話を朝礼で話している夢を見た(汗)

展示会

今日は休日を返上して展示会に参加した。
ブーツの大御所ブランド”レッドウィング”

毎年、名古屋で開催頂くので三重在住の我々にとっては非常にありがたい。
自称靴マニアの自分にとっては、仕事を忘れ製品説明に気持ちが入る。
来期もプルアップタイプのレザーを使用した新製品がリリースされる。
個人的にはラフアウトなどの起毛系素材に興味があるので、そちらも期待したい。

気遣いと気配り

インスタントラーメンに湯を注ぐと、カップの半分にも満たないところで湯切れとなった(汗)

慌てて、水を継ぎ足して沸かした。こういう事がお恥ずかしながら社内で近頃多い・・
次の人の為に・・そう考えるのが日常生活の中で当たり前のように過ごしてきたが、どうやらこういう常識事を最近の学校では教えて無いのではないだろうか。
レストルームから出る時にはスリッパを並べる。銭湯で桶を使ったら整える。部屋から出る時は電気を消す・・・
これは躾とか徳育とか以前の問題であると思う。
上司に対してへつらうような行為は一切必要ないが、もう少し他人様の事を考えるような生き方はできないものだろうか。
どんな事も結局は巡り巡って自分の身にふりかかるのだから。
”これもそれも時代の変化”と思い、若者を丁寧に諭す気持ちを持とうと思う。

横浜出張

先日、パシフィコ横浜で開催された国内最大規模の3S(スケート、スノー、サーフ)見本市に参加した。

開催場所や規模は色々と変化しているが20年ほど前に弊社がスノーボードの取り扱いを始めた頃から、ずっと続いている商談会である。
年に一度、ここへ来るたびに商売の原点のようなものを思い出し気が引き締まる。
出展ブースの雰囲気や来場者の方々も随分変わった。時々、昔のスター(ライダー)を見かけたが、昔の”ヤンチャ”な面影はない。
時は確実に流れている。
以前はスノーボードがスキーのトレンドを追い抜いたように伝えられていたが、ここ数年スノーボードがスキーに抜かれているとも聞く。スノーボードやサーフィン、スケートボードといったサイドスタンススポーツも今はランニングやトレッキングに人気を奪われているとも聞く。
どんな文化やモノも何れは廃れ、消えていく運命にある。
消えて無くならない為には、何かを捨て、新しい事にチャレンジする勇気が必要である。
そんな事を考えならが横浜をあとにした。

退職される方

社長としての力量不足が結果として従業員を退職させる・・確かにその通りで、毎度反省と改善を繰り返している。
直属の上司が従業員の意見を汲めなかったのも上司の力量不足・・確かにそういう点もあるだろう。
人を導く立場の要職を受けたなら、小言を吐露せずに全うせねばなるまい。
しかし、時に思い込みや誤解、ワガママや一時の感情で雇用関係が決裂する事もある。
一時の感情で雇用関係が決裂したなら、何時かまた一緒にやれるだろう。
そういう柔軟な心、考え方も指導者は持ち合わせなければならない。
「去るもの追わず、来たるもの拒まず」
ようやくこの言葉の真理が見えてきた。

万引犯

今年の夏から1月末迄に100万円近い万引き被害にあった。
子供でも判る事だが、万引きは犯罪で、万引きで会社は潰れる。
好奇心、生活苦、癖、妬み・・動機は色々とあるだろう
しかし、何としても万引き犯に心を入れ替えてもらわなければならない。
店内にはダーミー(偽物)カメラ以外に高感度なウェブカメラを6台設置した。

効果は覿面。
犯人は親愛なる常連様だった
悲しいが、この現実を受け止めなければならない。
今後、二度と店の敷居をまたがなければ・・

展示会

昨日は大阪で開催されたアウトドア関係の展示会に参加した。
以前、バップパックブランドの”グレゴリー”を扱っていたA&Fさんの個展だったのだが、相変わらずの盛況であった。

今秋からは新たにバックブランドの”ミステリーランチ”も取り扱うようだ。ペンドルトンにバーバー、アウトドアリサーチにアイベックス、他にも無数のギア類を輸入されている。
一日あっても見切れない程の商品郡なので、営業担当者の方も相当大変だと思う。
来年のオーダー業務もそろそろ目処がついてきたが、毎年未来を(来年)を予想するのは難しい・・

蔦屋書店

先日、商談終了後に代官山のT-SITEを訪れた。

ご存知、ビデオレンタルの経営やTカードで有名なTSUTAYAさんの直営店舗”蔦屋書店”がある。
”大人のための文化の牙城”と凄いキャッチフレーズを上げているが果たして本当にそれだけの価値があるのか、若干不安視しながら訪れてみた。
・・”圧巻”の一言であり、こんな施設があったら一日中でも篭もりたくなる。
男子がワクワクするような車や映画に関する書籍から、多読家を唸らせるような文学書の類までありとあらゆる本が棚を埋め尽くしている。
又、立地的な面もあると思うが、一目で上客と判る方が多数来店されていた。
この施設ほど尖っている必要は無いかもしれないが、個性的で文化を配信する商業施設が次世代の為にも、もっともっと地方でも増える事を期待したい。
増田社長も尊敬する経営者の一人である。

不信

人間不信とは「何らかの原因で他人を信じられなくなる事」
何らかの原因・・・
社長業を長年(・・と言っても20年ほどだが)やっていると、裏切行為にあう事が時々ある。
身から出た錆と思って、自分自身の発言や行動の改善に努力してきたが、時々限界点に達する。
諸兄諸氏は、そういう場合どういう風に対処するのだろう。
同じ痛みの判る立場の方と酒を飲む、本(先人)に答えを求める、甘いものを爆食いする、スポーツやサウナで汗をかき爆睡する・・・
そんな行為で解消されないぐらい深く人を不信に思った場合・・
人間不信なんて、そもそも最も時間の無駄だと判ってはいるのだが。
やっぱり時が解決するのを待つしかないのだろうか。
人間を不信に思うぐらいなら、人を雇用せず人と関わるような仕事を辞めれば良いというのは理屈では簡単ではあるが、人が好きで商売を始めたのだから解決にはならない。
閑話休題。
大好物の味噌煮込みうどんを食べながら”忘れる”努力をしよう。お腹が空いているとついつい原因をソコへ持っていってしまう。
不信に思う人に出会う時もあれば、心から信頼おける人に出会う時もあるのだから。
今日から二月。
心機一転頑張ろう。

Scroll to top