無縫製の耐久性

今日は亡き父の誕生日。墓参りに行ってから出勤しよう🚗

閑話休題

昨年修理したアークの中綿ジャケットがまた破損した😢

右脇ベンチレーショーンファスナーの溶着部分が経年劣化により剥がれてしまった。前回同様、グルー(接着剤)の劣化と思われる。

アウトドアブランドは軽量化と防水性能の向上を図るため無縫製技術を使った商品が近年増えた。縫い目のないデザインはスッキリしておりミニマムでクールだ。ただ、使用方法にもよるが耐久性に関しては残念ながら縫製されている製品よりも引き裂き強度は弱い。日常使いしていると時間の経過と共に加水分解が進行してしまうのはやむを得ないと割り切っているが愛着感じるものは機能こそ劣っても捨てずに身近に置いておきたい。スニーカーも同様に加水分解するがコレクターは空気に触れささないようラップにまいたりシリカゲル入りの袋に収納すると聞く。

世の中にお値段以上のモノは原則ないと個人的には思う。初期投資が高くても価値と価格が見合った良いものを長く愛用することはライフスタイルを豊かにしてくれる😃

レインシステム

アパレル業界で仕事をしているので素材についての探究心は欠かすことができない。先日ブログに書いたが今、もっぱらテストしているのはイオンオリジナルインナーの保温性と耐久性、下着メーカーのグンゼに劣るだろうと初見は思ったが想像以上に耐久性も良さそうで驚いた😓

閑話休題、

高級ブランドのロロピアーナのカシミアコートを一昨年からフィールドテストしている😃アウトドアブランドではゴアテックスという万能な防水透湿性生地がメジャーだが着用シーンはガチのアウトドアユースを想定しており街着として着用している方も大勢いるがややオーバースペックだと個人的には思うことがある。ラグジュアリーブランドのLPがうたうレインシステムとは繊維の1本1本に見えない加工を施し水滴は布地に染み込むことなく表面を滑り落ち布地の撥水性を高め、ホコリや汚れがつかない他、液体によるシミを防ぐ優れた加工技術とのこと。カシミアの天然素材の風合いを損なうことなく外遊びで使えるならこれは大人街着として人気爆発するのではと思った。

土砂降りとはいわないがまとまった降雨や海風にさらされてみたが期待を上回るスペックでアウトドアブランドに引けを足らない撥水加工技術に驚いた。流石、LVMH参加のブランドである😅

ただ、降雪でカシミアのレインシステムを試したところ付着した雪をすぐに払い落とせば問題ないが、時間が経過すると残念ながら水滴が素材に染み込むことが確認できた。シミができたり保温性が著しく落ちるほどではないが降雪時はやはりアウトドアブランドに軍配が上がる。

近頃、実験が楽しくてしょうがない😆

ファーストレイヤー

職業柄様々な洋服を着るよう心がけている。以外に思われるかもしれないが自店で買うよりも圧倒的に他店で購入することが多い(自店だと社割で買えるメリットはある)理由は他社製品を知ることが重要だから。この時期色々試すのが保温効果の高いと言われる下着の類。今試しているのがイオンさんオリジナルブランドのPEACE FIT WARM 9分袖クルーネック✌️

アクリル、レーヨン、ポリウレタンの混紡素材でお値段なんと880円💦この価格帯で保温力や着心地がどうかを長期に渡ってテストする。グンゼさんワコールさん無印さんでも同様の着用テストを行なったことがあるがこれほどの安価なものの耐久性と吸汗速乾性がどうかが一番気になるところ。予想ではワンシーズンでヘタヘタ、ノビノビ、スカスカになるのでは?・・ファーストインプレッションと数回の洗濯では価格以上の価値があると感じたが果たしてどんな結果になるだろう。ボトムスも同時に試すことにしよう✌️

インナーTシャツ

アパレル業界に長年いると肌着の重要性をとても感じる。特に汗かきの性分なので夏の汗染みはとても気になる。些か本質を逸脱しているクールビズと言われている言葉が世間では定着しているが流石にノージャケットで初めての商談先に行けないし、雰囲気を重視するレストランでシャツイチはどうかと思う。

オールシーズン活躍するのがグンゼ産業からリリースされているインナーTシャツ😃

文字通りTシャツの下に着てもシルエットに響かないし、ワイシャツの下に着れば暑い夏場も汗染みを軽減できる。素材はコットン素材やリネンもあるので季節によって使い分けが可能。

アンダーウェアは人様に見せるものではないが、肌に一番近いものなので上質で機能的なものを選びたい。

メンズ肌着の市場も安定した売上が期待できるので当社でも取扱を検討すれば良いと思うのだがどうだろう。

改造

アパレル業界に長年関わっているせいか日頃から着用する洋服に袖を通す際、色々考える癖がある。着心地と肌触りは最も敏感に感じるが機能性もあれこれ考える

こんなところにポケットが欲しいとか、逆にポケットは要らないので縫い付ける、鍵を引っ掛けるリングをパンツのウェスト部などにつけるなど改造をしばしば行う😃

先日、端境期に愛用しているリーバーシブルジャケットに一手間加えた。

ウール側のB面を着用することは殆どないのでハンドポケットにコンシールファスナーを取り付け内ポケット仕様とした😃

位置的にやや使いにくさはあるものの小型の財布やスマフォを入れても脱落する心配がなくなった。

洋服を自分仕様に変えることも楽しみのひとつ✌️根っから洋服文化が好きなことを近頃改めて思う。

恥ずかしw

クリーニングに出した際に付けられるフダを付けたままジャケットを使用してしまった💦

アパレルを生業にする者として大失態😰襟内だったので人様の目に入っていないと思いたいが一番やってはいけないことをやってしまった。全数夏物チェック😅

袖直し

洋服の上着で特に気を使うのが袖の長さ。ジャケットはシャツがワンフィンガー出る袖長、コートはジャケツとの袖がジャスト隠れるサイズ。セーターやカットソーの袖も丁度良い長さが最も美しい。

地厚のウールセーターの袖長が長く折り返しで着用していた為シーズンオフにプロに任せ6㎝カットオフした😃

洋服販売を長年生業にする端くれ者としてサイズ感には強い拘りを今も持っている。巷ではややビッグサイズが主流だが、またいずれ細くなるだろう。結局、体に無理ないフィットが一番トレンドに左右されない。

年を重ねてもサイズ感、季節やTPOに合った素材や縫製にはこれからも洋服を纏う際に気を使いたい。

愛着持った洋服に袖を通すと心がほっこりする感覚は子供の頃から変わらない。洋服って楽しい🤗

コットンスーツ

気温が20度を超えてきた☀️

ウールの起毛モノやカシミアもいよいよ終了。メンテナンスをしっかりして月内に収納しよう。

変わって登場するのがコットンと厚手のリネンもの。今春も3色のコットンスーツをヘヴィロテする✌️

ネクタイもリネンやコットンに、合わせて足元もブーツからローファーなどのスリッポン系に衣替え。

アパレル用品の販売を通じ四季にあったコーディネイトをこれからもお伝えして行きたい😃

Patagonia R1 pull hood

もう何十年着ているだろう・・😓

流石にフリースの目が経年劣化して本来の保温性はないが、未だに家着、DIY着として活躍している。我ながら物持ちが良いと感心する💦最新モデルと比較すると胸ポケの位置やサイジングに変化はあるものの基本デザインは変わらない。

レギュレーター1プルオーバーフードは機能的で耐久性の高いパタゴニアらしい製品の一品である。

来週は全国的に寒波到来予報。雪山へGOしたい😉

アタッシュケース

グローブトロッターの物を長年愛用していたが次男に譲ったため、長期保管していたゼロハリバートンを筆下ろしした😊

復刻版ではあるがオリジナルに近いデザインに一目惚れして購入したが、アルミ素材はバルカンファイバーと比較すると重量があり使用機会を逸し鑑賞用となってしまった。大峡製鞄のダレスも同じ理由で使用頻度が減ったので手提げ鞄にとって重量はとても大切なことを改めて思い知った😅

ケースに収納する内容物を極力削ぎ落として使用してみると案外いけることも判ったのでこれからガシガシ使い込んでアルミ素材のエイジングを存分に楽しみたいと思う✌️

アタッシュケースは、本来、「アタッシェケース(attaché case)」と言うらしい「アタッシェ(attaché)」は、大使館員や大使館付駐在武官・書記官のことで、彼らが使用していたことから「アタッシェケース」と呼ばれるようになったとのこと・・そんな語源だったとはお恥ずかしながら知らなかった😓

世の中には知らないことが多過ぎる

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