GRAVISが履きたい

ここ数年オンもオフも革靴を履くことが圧倒的に多かったが、近頃のスニーカーリバイバルブームに乗っかり遅ればせながらジャケットにスニーカーをあわせるスタイルを近頃好んでいる。
90年代ナイキエアマックスが火種となったハイテクスニーカーブーム、デカ厚底で一世風靡したノースウェーブ、スニーカーに新たなジャンルを確立したグラビス・・グラビスが発売された当時、弊社の店舗も大変ありがたいことに開店前に行列ができるほど好評頂いた。
昨年、センチュリーの復刻を機に往年の名作モデルがリリースされ始めた。今年は何と快適な履き心地のKONAがリリースされた。

グラファイト×オレンジのバイカラーは当時一番人気であった。ブラック×ホワイトの配色ならコットンスーツにカジュアルダウンであわせてみるのが気分。
当時のラストを忠実に再現し復刻した本モデル。オリジナルの洗礼を受けた30代、40代のお父さんには堪らないのではないだろうか。お値段12.000円で好評発売中。ショッピングは【コチラ】から!

ソール減りの予防

一昨日に続いて靴ネタ。
どれだけ高級靴であってもソールは消耗部位。ヴィンテージスティールを入れれば耐久性は格段に上がるが本来の柔らかい履き心地はなくなってしまう。革靴以外のスニーカーやランニングシューズも同じで一番早く痛むのはソールだ。
そこで、おすすめしたのが購入して真新しい状態のときに一番痛みやすい部位に薄くリペア材を塗布しておくこと。

自分の場合、ヒール外側の方減りとトゥの減りが圧倒的に速いので、先ずは"慣らし"がすんだら無色透明の"Liqui Sole"を薄く塗布する。下準備として塗布部に軽くペーパー当て、汚れをとっておくことを忘れてはならない。また、硬化時間は塗布量と季節により変わると思うが2日から3日ほどかけて乾かすのがおすすめ。
透明なので馴染んでくるとほとんど目立つことも無いので見た目にも気にならない。"シューグー"という補修材も評判が良いがおすすめは何といっても透明色。
特にトレランやロードランのように過酷な使用状況で使うシューズなら、より一層効果のほどを実感頂けるだろう。
東急ハンズさんなどで売られていると思うが、間もなく弊社でも販売する予定(笑)
今日から2月。当月も他愛もない話の内容ですが毎日コツコツ更新したいと思います。引き続きブックマークにお入れください 拝
 

ダイナイトソールのリペア

今日のように雨や雪の日もガシガシ履くことができ見た目はフルレザーソールのようにドレッシー。
Dinite soleは日常使いのレザーシューズにとてもマッチしている。
自分の所有するレザーシューズは英国製の物が圧倒的に多く、ダイナイソールの靴が実に7足もある。
フルレザーソールのドレスブーツがそろそろソール張り替えの時期が迫っているので、一層のことダイナイトにチェンジしようかとも思っている。
ぞっこんのダイナイトソールであるが一点だけ弱点があるとすれば耐久性。もちろん、下手なメーカーのオリジナルソールとは比較にならない程強いが、ビブラムソールと比べると少々減りが早い。特に自分のようなo脚の足は"方減り"がおきる。
ヴィンテージスチールをトゥとあわせて取り付けることも得策だと思うが、どうもあの硬い履き心地とノイズが好きではない。
定期的にリフトを取り換えれば済むことではあるが、費用もそこそこかかるしブーツをまだまだ履きたい季節にメンテに出すのでも少々気が引ける。
そこで、ヒールの補修をDIYでやってみた。

方減りしたヒールにセメダインの"シューズドクターN"を肉盛りし硬化させる。補修材以外にも専用のコテとペーパーなどが付属している。手際を必要とされるが比較的誰でも簡単に行えると思う。補修材は靴のカラーにあわせてブラウンをチョイス。若干色味は異なるものの許容範囲。
24時間硬化させ、出来栄えを確認するとまあまあのでき(◎_◎;)
結論からいうと、ソールの補修はやはりプロに任せるのが一番だと感じた。
見た目もそうだが、履き心地という部分でも少々違和感がある。もちろん、方擦りした状態で履くよりも体に良いことは理解できるがかなり柔らかい印象が個人的にはする。
一番大切なのは身体と同じで"予防"
次回のブログで詳しく書きたいと思うが、方減りがおきる前に透明の肉盛り材を薄く塗布するのがベストではないだろうか。アメリカ製の"Liqui Sole"という製品が個人的にはおすすめ。
ここ四日市には私の知る限り、イギリス靴の修理を行う専門店は存在しないのではないだろうか・・こういうメンテナンス事業はこれからとてもニーズが高まると思うので是非参入したい事業でもあるのだが・・
 

シューレースも衣替え

麻シャツを収納した。ネクタイも麻やコットンのものはクリーニングに出した。
夏は短かかったけど、晴れた日にはよく履いたローファーもメンテを終えて収納した。
いよいよ秋冬の装いにシフトする季節がやってきた。
雨の日も風の日も異国の旅先でも大活躍してくれるバッファローレザーのUチップ”バロス”
レザー表面をしっかり保湿し、ソールの汚れも水洗いした。
以外に見落としがちなのがシューレース。1シーズンも履くとテンションのかかる部分が擦れてささくれている。純正の丸紐に整えてメンテ完了!
これで紅葉狩りにもガシガシ履いていける。

次回の休日にはブーツをクローゼットから引っ張り出そうと思う。今冬は黒色のブーツが無性に履きたい気分だ。

スノーボードブーツのメンテナンス

楽しいスノーボーディングには”良い性能のブーツ”が必須である。
「スノーボードを上達するにはブーツに最もコストをかけるべき」という意見があるが、私も一理あると思う。

もう何年履き込んだだろうか・・BURTON社製のSL-8。

ゲレンデライディングからバックカントリーまで、1月の厳冬期から5月のスプリングシーズンまで、私の足元をしっかりとサポートしてくれた。

インナーのヘタリは若干あるものの、吸い付くようなフィット感はまだまだこれから・・という感じ。しかし、今年に入ってソールの剥離が急速に進んでしまった。

ソールとアッパー部の隙間から水が侵入し始めている。

エポキシ系ボンドを間に流し、剥離をおさえる施術を行った。

普段履きする革靴同様にブーツの定期的なメンテナンスをすることで劇的に寿命が伸びる。オフシーズンにボードのチューンナップやウェアのクリーニングをされる方は多いが、ブーツの保管方法に気を使う方はまだまだ少ない。プラスチック製の簡易的なシューキーパーを入れておくだけでも、型崩れを防ぐことができる。

今シーズンは諸々の理由で決して満足いくホワイトシーズンでは無かったが、来シーズンは体、時間、道具を上手くコントロールして楽しみたい。

 

革質と革色の違い

ジョンロブの靴はとても素晴らしい。
履きこめば履き込むほど、上質な革質や靴の創りを改めて感じる。
数年愛用しているUチップのバロス(ラスト2998)アッパーレザーにバッファロー(水牛)を使い染色はメレーゼブラウン(焦茶)ソールには最も耐久性の高いSARソールを使用。履きシワも現れ、近頃では最も足入れの多い靴である。
そんなバロスを大変気に入ったので、数年前ド定番モデルのウィリアムⅡで同素材、同色タイプをバイリクエストでオーダーした。バックルカラーを真鍮にするかシルバーにするかを随分を悩んだが、手持ちの洋服とのバランスを考えシルバーで製作頂いた。
数ヶ月待って出来上がったウィリアムⅡもイメージ通りで、履き心地もすこぶる快適である。

ただ一点、経年変化のアジがちょっとイメージと違う。ラストやデザインは違うものの同じ水牛革で染色もメレーゼブラウンと同じ。
何故だろう・・おそらく革の厚みや染色の濃度によるものだと考えられるが少々腑に落ちない。
・・結論、バイリクエストで生産される商品とインラインで生産される商品とでは製造工程が随分と違うのではないだろうか。過去に二回ほどバイリクエストを利用させて頂いたがトータル的なクォリティはインラインの物よりも少々落ちると感じる
自分好みのラストで、自分好みのカラー、尚且つオーダーのアップチャージが不要の期間は確かにファンにとっては魅力的だ。間もなく今年度のバイリクエストキャンペーンがジョンロブディーラーで始まる。
さあ、どうしよう・・(^_^;)

保湿はお肌と同じでレザー製品も大切

空気が乾燥するこの季節は肌の潤いが無くなる。
数年前までは洗顔後にスキンミルクを使うことは皆無だったが、近頃必須になっている(゚ロ゚)つまり、加齢と共に肌の油分が少なくなってきているからだ(^_^;)
男性化粧品市場は今後かなり成長分野であると予想する。弊社のアパレル事業部でも積極的にアピールする仕掛けてをしみてはどうだろう。
レザー製品も人間の肌と同じで、この乾燥期にしっかりと保湿することにより、製品の良さを格段に引き上げてくれる。
私は愛用のレザーシューズに2つの栄養剤を主に使用。

何れもR&D社が輸入しているイタリアメイドのモウヴレイ製の物だ。
靴底用のソールモイスチャライザーとアッパー用のピュアミンクオイル。
天然皮革を使用したレザーソールはご存知のように履き心地がソフトで長時間使用しても疲労感が少ない。また、消臭効果も非常に高いのが特徴。しかし、乾燥が進むと皮革の繊維が切れて革底の減りが早くなる。コンクリートや大理石などフラットな床面では滑って転倒する恐れなども出てくる。レザーソールに栄養と潤いを与えることによりソールの柔軟性が増し、歩行時のカエリが抜群によくなることが実感できる。
湿度のある、暖かい季節にはあまり使用しないがミンクオイルも積極的に私はドレスシューズに使用する。特に履きジワが出やすい部位には薄く手塗りして、綺麗なウェスでしっかり拭き取るようにしている。必要以上の水分と乾燥がクラックの原因にも繋がるため、しっかりと保湿することが大切である。近頃は良質なミンクオイルが世界的に減ってきていると聞く。本製品は無色で限りなく無臭なので幅広い用途でお使い頂けると思う。
弊社で最もレザーシューズを多く扱っているdiffusionではレザーのケア用品も積極的に取り扱いを始めているので是非店頭にもご来店頂ければ。
革靴屋さんやりたいな~(^O^)

革靴好きに必読の本号

FREE & EASY2月号は久々に読み応えあった。

辛口になるが、近頃F&Eは自社企画の製品紹介ばかりで”つまらない”と思っていたが、本号は往年の探究心溢れる内容でとってもワクワクした。自称”靴オタク”と思っていたが知らない知識がまだまだ多くて勉強させて頂いた。
近頃、英国や仏国の靴に好みが傾倒していたが、久々に米国靴への愛が再燃した。20年程前に買ったオールデンの990はサラリーマン時代に世話になっていた社員寮で消息不明となってしまったが久々に足入れしたくなった。
上質な革靴は何足あっても男心をくすぐるものである。
閑話休題。
弊社では色々な靴ブランドをお取り扱いさせて頂いている。しかし、何故か王道と呼ばれる革靴ブランドが少ない。オールデン、トリッカーズ、パラブーツ、レッドウィング、ウェスコ・・このあたりのブランドも店頭においているもののバリエーションがお恥ずかしながら圧倒的に少ない。
Q:何故、SKUを増やさないのか?
A:バイヤー曰く、取り扱い店が多いので店頭や通信販売で売れないから。
そんな答えが帰ってくる。
現代の買物はインターネットで情報を得る。ショッピングサイトでポチすれば自宅に届く。そんなことが当たり前なのだから一理あるだろう。
しかし、何処でも売っている物であっても商品の本質が素晴らしい物であればリクエストされるだろうし、多くの名店が取り扱うということは商品の本質が高く、多くの靴好きに認められているからにちがいない。
後は何処で買うかの問題である。
革靴は試履きをせずに買うことはできない。同じブランドであってもラストによって微妙にサイジングも変わる。革の素材でも変わる。合わせるソックスの厚みや素材によっても変わる。
だから対面販売が最も重要な商品であることに違いない。
では、どうすれば何処で売っているものであっても、素晴らしい商品であれば弊社で買って頂けるのか・・
それを徹底的に掘り下げ考える必要がある。
三重県、いや東海県でもおめにかかれないような品揃えをした”心躍る靴屋”を是非やりたいのだが。
そんな妄想を本書を読みながらしてみた(^O^)
その前に名古屋西区にある靴の学校に資料を取り寄せてみたいと思う。

男の身嗜み

近年、他所様の前で靴を脱ぐような機会が随分と減ったように感じる。
せいぜい和食レストランに入るときか知人宅に招かれたときぐらいだろうか。
しょうもない拘りになるのだが、自分は靴の脱ぎ方に一つ気をつけていることがある。
それは脱いだ靴の紐を履き口の中に入れておく所作。

靴好きは、相手が靴好きな人かそうでないかは手入れの仕方を見れば直ぐに判る。ある本で”靴と時計”を大切にする方は人を大切にすると書かれていたことがある。確かに一理あると思う。
しかし、靴も時計もその人の振る舞い方で随分と相手に与える印象が変わる。
ただ、サラッとやらないと入口でトロトロやっていては逆に神経質そうで相手に不快な思いにさせることになるのでご注意頂きたい。
革靴の紐は消耗品であるので、定期的に交換する必要があるが、こうしておくだけで紐先がささくれるのを防ぐ効果もある。
年末年始、靴を脱ぐ機会も多いので男性諸兄もちょっと意識されてみては如何だろう。

只今調教中(^O^)

随分前にオーダーしていた靴が先日ようやく届いた。
ウェンストンのハントダービー、通称”ドゴール”

ノルウェージャン製法のフルハンドメイド。屈強なダブルソールでトゥとヒールにはメタルが打ち込まれている。
あるスタイリストさんが”タンク”(戦車)といっていた。それほど屈強なレザーシューズ。
自分のように雨の日も風の日もガンガン履き込むタイプにはうってつけだと思い購入した。
が、この硬さというか頑丈さは足に馴染むまで歴代で一番時間がかかりそう。インソールの沈み込みも比較的少なく、何よりもソールの反りに時間を要する感じだ。
デニムには茶靴をあわすことが多かったが、このモデルはストイックなブラックカーフの直球勝負とした。
一日数時間履きながらの調教がとっても楽しい。春を迎える頃には自分の足にぴったりと吸い付いてくれるだろう。
近頃、妙にフランスメイドの商品に気を奪われる・・

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