国立新美術館

六本木界隈には美術館が沢山あるから羨ましい。ガラスの曲線美が半端なく美しい国立新美術館。

先日、ようやく念願叶って入館。

建築家黒川紀章氏デザイン、2007年に開館。所蔵美術品を持たず個展の場としての美術館。

近代的な外観も素敵だが内観も素敵。これまた館内の至るところに大好物のフリッツハンセン社のファニチャーがいたるところに並ぶ様は圧巻。一体総額幾ら・・と田舎者の庶民はついつい金勘定してしまう(^◇^;)

我が街にもシンボルになりうる文化施設が欲しい・・

GSIX

銀座シックス。

オープン当初は特別な印象を受けなかったのだが、近頃再訪した際、改めて商業施設としての建築、装飾、テナント、サービスなど「質」の高さを感じとることができた。

立地柄、訪日客の多さも目につくが質を求める若年層の来店の多さも目についた。

定期的に刷新される中央吹き抜けのアート。今回は塩田千春氏の「6つの船」

前回までのニコラビュフ氏の「冬の王国と夏の王国」とは全く違う趣きでこれまた素敵。

迫力満点、落水する映像作品はチームラボ。

一日中、滞在したくなるほど唯一無二の商業施設。

どこにでもある同じような商業施設では東京ド真中の一等地であってもこれからは淘汰される時代。逆に唯一無二であれば不便な地方であってもお客様を引き寄せられる時代だ。

永青文庫

都内で出張があると必ず駆け足でも美術館を一か所尋ねるようにしている。

最大の理由は「自分自身の感性を錆びつかせないため」である。

作品や建築を見る、知らない世界を知ることは経営者にとって必須。年始に読んだ内田和成氏の「右脳思考」や山口周氏の「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」などを読み進めると益々経営に「感性」が重要であることを思い知る。

今回は元総理大臣の細川護熙氏が館長を務める「永青文庫」

都内一等地の敷地にひっそりと佇む建物は歴史のオーラをふんだんに感じる。

期間中の展示物は大半が仏像。歴史と心が落ち着く感はあるが全く見識不足のため本当の価値がいまひとつ判らない。細川護熙氏の陶芸品や書作品は時々目にするが圧倒的な美術品のコレクターであったとは全く無知であった(;^ω^)

隣接する肥後細川庭園は東京文京区が管理する回遊式泉水庭園。都内であることを一瞬忘れそうな景観と静けさ。

江戸の奥深さを改めて思い知った。

湯の山かもしか大橋

打ち合わせで湯の山温泉へ。

近所にこんな素敵な観光資源があることが本当にありがたい。でも、宿泊施設などを始め何だか元気無さそうな気もする( ;∀;)

御在所ロープーウェイ程近くにとても大きな橋が架かり景観が大きく変わっていた。

「ゆのやまかもしかおおはし」昨年8月24日に開通したらしい。地元民でありながら全く知らなかった(^▽^;)

四日市建設事務所によると、湯の山地区の住民や観光客の災害時や緊急時における安全な交通を確保することを目的に整備されたとある。確かに10年程前におきた鈴鹿スカイライン大崩落のような天災がおきた場合には有効な橋となるだろう(この橋が崩落しなければ)

新名神高速道路の建設などで交通インフラが整い観光客が増えることはとても良いことだと思うが、鈴鹿連峰の美しい景観を破壊している工事の様子がとても痛々しい。

行政は”整備された道路をつくれば人が来る”という考えを今も持っているのだろうか?情報化社会の現代、コンテンツに魅力があれば少々不便であっても人はきっと来てくれ。湯の山温泉の魅力を今一度再定義し温泉街を活性化して欲しい。

その昔、橋梁の下には鱒の養魚所があり夏になると子供達を連れて行った記憶が蘇る。山間にかかる「ゆのやまかもしかおおはし」は次世代の子供達に欠かせないものなのだろうか・・山の景観台無し感が半端なく虚しい。

Alvar Aalto

名古屋市美術館を訪れたのは何年ぶりだろう・・黒川紀章氏設計の本館も築30年をこえている為かコンクリートの白化やタイルの剥落が目について残念。公園の草木もお世辞にもメンテナンスが行き届いているとは言えない。

今回の目的は北欧を代表する建築家、アルヴァアールト氏の個展をじっくり見ること。2月3日までの企画展だったので家人を連れて駆けつけた。

内容的には驚くような感動は無かったものの改めて氏の感性に触れることができ参考になった点も多い。マイレア邸の住居空間に惹かれ北欧建築の魅力に取りつかれたのが最初。何度見直しても素敵で直ぐにでもヘルシンキへ飛びたくなる(;^ω^)家具や照明については残念ながら自分の琴線に触れることはないが、随所に用の美と適材適所に使われる天然素材との調和に新たな発見と感動。

来場者は意外にも女性のお姿が目だった印象。北欧の空間は女性にとってもホッコリする空間だからなのかもしれない。嗚呼、北欧旅行がしたい・・極寒だけど(;^ω^)

今日2月3日は節分。恵方は東北東、今夜は太巻き寿司を食べるとしよう\(^o^)/

俵屋

昨日の続き京都のお話。創業300余年、京都を代表する老舗旅館の俵屋旅館さん、この時代にオフィシャルHPなくとも多方面でこの旅館の素晴らしさを時折耳にする。気軽に宿泊できるような価格帯ではないが元気なうちに一度宿泊して「しつらい」「もてなし」「ふるまい」を是非勉強させて頂きたい。

旅館の敷地の一角にあるこちらのカフェ「遊形 サロン・ド・テ」も俵屋さんが運営されている。

決して広くはない空間に良質な北欧ビンテージ家具や照明が並ぶ。ブラジリアンローズ材を使ったフィンユールの椅子も空いていれば座ってお茶することも可能。店内には現当主の佐藤年氏のご主人アーネスト佐藤氏の写真作品がセンス良く飾られている。

こちらのお店、何よりも女性スタッフさんの接客が素敵。決して派手ではないが奥ゆかしさをとても感じた。

この空間であればついつい時間を忘れ長居してしまう。大声での井戸端会議はなし。宿題する非常識な学生もなし。子供が走り回ることもなし。来店されるお客様に品格のようなものも感じる。(決して上から目線ではございません)

こういう文化を伝えられるお店がここ四日市でも評価される街にもっとなっていって欲しい。

京都ホテルオークラ

所用で京都へ。新名神が開通してから実に京都が身近になった。亀山ジャンクションでの慢性渋滞が無ければ我が家から車で一時間もかからず行ける。桜や紅葉シーズンは流石に敬遠するが冬の京都は観光客も比較的少なく個人的におすすめ。

時間があると必ず立ち寄る市役所前の京都ホテルオークラ。

昨年末はロビーに鎮座するクリスマスツリーがとても華やかだった。今は素敵な春の花が飾られ季節の移り変わりを感じる事ができる。

外資系高級ホテルでは醸し出すことができないこの和モダンな空間。今回も時間の都合で弾丸日帰りとなったが次回は是非共宿泊してみたい。

a Christmas tree

ホテルオオクラKYOTOのロビーに鎮座する大きなクリスマスツリー。

高さおよそ5メートル、とても美しく迫力がある。ツリーを前に写真を撮る方がたえない。下世話な話だがこのサービスにかかる経費はお幾らほどなのだろうか。

京都ホテルオークラさん、今年で創業130年の老舗ホテル。未泊であるが大阪中ノ島のリーガロイヤルや東京水天宮のロイヤルパーク等と同じ伝統美を感じる。決して外資系ホテルでは醸し出せない古き良き昭和の匂いがが堪らない。

「いつも、いつの日も、最上の一日。」

この京都オオクラさんのキャッチフレーズ最高。

 

モード学園スパイラルタワーズ

名古屋駅前一等地にそびえ立つ、モード学園スパイラルタワーズ。

竣工した当初は奇抜さだけが目立ち、あまり好きな建築物ではなかったが良く眺めると角度によって印象が変わる姿に近頃魅了されている(;^ω^)

設計は日建設計さん、施工は大林さんで2008年竣工、地上36階最上部は170mの高さ。モード学園の関係者ではないので自由に観覧できなにのが残念無念(;^ω^)

我が街、四日市もこういうシンボリックな建物を誰か建てないだろうか(;^ω^)

ラコリーナ近江八幡

台風一過の青空が広がるここ四日市。

昨日に続き滋賀ネタヽ(^o^)丿

美味しいお菓子をつくる、たねやさんグループさんのフラッグシップ店にお邪魔した。

ラコリーナのメインとなる本社施設を設計監修されたのが、建築家の藤森照信氏。数年前トゥリーハウスを調べていて偶然、藤森氏の作品に出会い感銘を受けた。

クラブハリエさんの作り立てバームクーヘンや生どら焼きも大変楽しみであったが、何よりも建造物をガイド頂きながら見学できたのが最高。

自然の中に溶け込んだ建物は、いや~どれも圧巻。特に本社棟の銅版吹きや栗の木の原木使いが凄かった。建築好きには堪らない施設。

ただ、個人的に一つ気になったのが、メインショップを出た左側のフードガレージショップの施設。アメリカ西海岸ぽいイメージが自然との共生に全くマッチしていない(;^ω^)恐らく社長様の趣味が具現化されているのだろうが、これはちょっと痛いと感じた(辛口でスイマセン(;^ω^)

平日の夕方にも関わらずかなりの混雑ぶりだったので週末ともなると大変な渋滞となるのだろう。

三重県側からも421号線の石榑峠トンネル開通のお陰で、滋賀県にはとてもアクセスが良くなったので近々再訪したい。

 

 

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