先日、自邸の壁をお世話になっている職人さんに塗って頂いた。
海藻や藁を入れ練り込んだ土を手際よく壁面に塗り込んでいく光景はとても美しい。
下塗りをする職人さん、平にならす職人さん、藁を要所要所にデザインする親方・・
現代の住宅室内壁はクロスが最も多く使われていると聞く、メンテンナスの手軽さやコストパフォーマンスは確かに素晴らしかもしれないが、漆喰や土壁などにしか表現できない独特の質感やアジのようなものがある。
科学技術の発展や情報集積によって住まう家”は日進月歩で変化していく。
しかし、自然素材、機能的デザイン、そして職人の手仕事を人は”住まう家に”これからも求めるに違いない。