愛する妻に先立たれ、人生の目標を失いかけながらも、坂を登りつづける不器用な男を佐藤浩市氏が熱演。
静かな感動作を家人と鑑賞した。
ん~・・★4点
ちょっと話が出来すぎていて感情移入できなかったかな・・(;^ω^)
今、嫁さんに先立たれたら子供の事や家事の事がお手上げになるので想像するだけで恐ろしいが、後5年もすれば一番下の娘も手が離れ夫婦で過ごす時間が圧倒的に多くなるだろう。妻との共通の趣味といえば小旅行程度。アウトドアの趣味も本や映画の好みも全く違う。”熟年離婚”という言葉も近頃耳にすることが多くなったが、できることならそういう関係には陥りたくない。しかし、映画のように妻に先立たれて突然別れを宣告されるのも辛くて堪らない。
天災や交通事故などで同時にあの世へ行くことは稀であり、夫婦の何れかが先にパートナーを看取ることになる。
願い叶うならば、先に看取られる立場でありたいとつくづく思う。鑑賞後”こんな映画見たら益々先に死ねやんわな”と力強い言葉を妻から頂いた(笑)
原作はエドワードムーニーJrの小説(石を積むヒト)劇中、汗をかきながら石を積み上げる姿がとても美しかった。折り返しを過ぎた自分も石を積むように徳を一つ一つ積み上げたいものだ。