大澤鼈甲

先日の出張の際、東京千駄木にある大澤鼈甲店さんを訪ねてた。
そろそろ老眼鏡を本気で考えないといけない(^O^)
昔から老眼鏡を買うなら上品なべっ甲素材のラウンドタイプと決めていた。

べっ甲とはご存知のようにウミガメの一種であるタイマイの甲羅、緑甲、腹甲を加工・細工した物のこと。
甲羅の色や斑によって希少性が変わり値段も大きく異なる。白甲や黒甲の物になると厚みにもよるが諭吉100枚以上の物もある(^_^;)
私が最も心惹かれるのは茶色と黄金色がブレンドされた並茨甲。事前にある程度の予習をしてから伺ったのだが、大澤鼈甲のスタッフ様の上品で丁寧な説明を聞くと益々べっ甲製品に魅了された。オール甲の物になると即断即決できる金額ではないので、以前より欲しかったシャツ用のべっ甲ボタンのみを購入してお店を後にした。
先ずは家の大蔵省に稟議をあげなければならないが、眼鏡酔っ払い序でに何処かへ置き忘れてこないかが心配でもある(^_^;)

ファッションのお手本

趣向品の販売を生業にする自分にとって専門誌や関連サイトからの情報収集は日夜欠かせない。
特にめまぐるしく流行が変わるアパレルは少し気を抜くとプロの販売処として認められなくなる。 最新のトレンドは勿論大切であるが、いわゆる”センス”という曖昧な感性を磨くことも怠ってはならない。
自身のセンスを磨く際、とても参考にしているのがこちらのスタイルブック”the sartorialist” Web版は【コチラ】

スコットシューマン氏の目線で切り取られストリートファッションのスナップ集。
氏の近頃のショットは”つまらない”との評判も耳にするが、自分にとってはまだまだ新しいファッショニスタを見せてくれる。

半袖シャツ

今年はネクタイ着用時にも積極的に半袖シャツの袖を通す。


 
タイドアップ = 長袖シャツ、夏場は袖まくりが自分スタイルであったが、今年は何故か袖なしの気分。
ただ、どうしても見た目、カジュアル感が強いので仕様をキッチリするのが自分流。
先ず、シャツの襟は固めでセミワイド。前立て、ポケットは無し。ボタンは貝。フィットはセミタイトで左わき腹にnavyのイニシャル刺繍。色はホワイトとブルーに限る。
ネクタイはニットタイではややカジュアルすぎるので麻や麻×コットン物を多用。
あわせる靴はローファーを履きたいとこだが、半袖シャツにはあえて黒か茶のストレートチップ。念のためソックスはホーズを着用。
 
お盆があけると海ではクラゲが発生し秋モードになっていく。サマーファッションも残りおおよそ1ヶ月。
我が社ではファイナルセール中!
美味しそうなサマーアイテムが各店少量あり。この時期に来春夏着れそうな定番アイテムをゲットするのがとてもお奨め!

男のアイロン

シャツのクリーニング代を節約するわけではないが、我が家ではコットンシャツ、リネンシャツも自宅で洗濯しアイロンがけをお願いする。クリニーグ屋さんの仕事方法にもよるが、自宅洗いの方が断然清潔感があると感じている。



家人も私に配慮してか”アイロンがけは家事の中で好き”と言ってくれる。とてもありがたい。

ただ、夏場のアイロンがけはエアコンが効いている部屋なら兎も角、正直ちょっとキツイ(^_^;)



この時期は率先して男もアイロンを押すべきだと思う。






実は自分もアイロンがけが大好きである。たまにこっそり自分のパンツを夜な夜なアイロンがけしている。

靴と同じでパンツ(スラックス)もしっかりメンテナンスされていなければダンディとはいえない。特にセンタープリーツがしっかり出ていないものや、膝の後ろにしわがあったり、毛玉ができているとお洒落が台無しである。



又、自分でアイロンを押すと、糸のほころびや生地に汚れがあることに気付くことがある。



お洒落に対する自分流の定義になるが、ほどほど良質な素材で体型にあったものをしっかりメンテナンスして着る、履くことが最も大切であるように思う。



”洋服をお売りする”ことを生業した者として感じたことだ。






さて、当月も拙いブログをお読み頂き誠にありがとうございました。
残暑が大変厳しいので皆様も夏バテには十分お気を付けください。
次月もどうぞ宜しくお願いします。
株式会社たまや 安保尚雅

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