深く考える力

田坂広志氏の新書。

先日読んだ藤沢久美氏が紹介されていたので早速読んでみた。

タイトルから論理的思考の指南書かと思ったら、全く異なる内容で面食らった。

どちらかというとスピリチュアルな内容なのだが、解りやすい解説で腑に落ちる言葉が多く、得るものがあった。

特に第二部の深き思索、静かな気づきの言葉が妙に心に響いた

「明日、死ぬ」という修行

経営の世界で昔から語られてきた格言がある。経営者として大成するには三つの体験の何れかを持たねばならぬ。戦争か大病か投獄か。

死生観を掴むとは人生における三つの真実を知ること。人は必ず死ぬ。人生は一度しかない。人は何時死ぬか判らない。三つの真実を直視すると逆境力、使命感、時間密度が高まる・・

今日は自身51回目の誕生日、亡き母に感謝すると共に一日一日を懸命に生きるよう心掛けたい。

最高のリーダーは何もしない

著者の藤沢久美さんの名前は以前から知っていた。

本書は女性が書いたビジネス書として興味を惹かれ読んでみた。

素晴らしい内容で一気に読み入った。

先日、読んだ貞観政要超入門では自身のリーダーとしての至らなさを痛感させられたが、本書の内容は概ね自身が経営者を自覚した時からの事が書かれていたのでほんの少し自信が沸いた(;^ω^)

最後に藤沢氏の好きな言葉が紹介されている。

「未来を予測する最良の方法は、それを発明すること」・・ん~深い

明日からもビジョン型リーダーシップを心掛け会社を社会を豊かにしていきたい。

Poul Kjærholm

50になってインテリアは日本と北欧をマッチさせた和モダンが最も美しいと今は感じる。20年前はログハウスなどナチュラルな物に憧れ、10年前はどちらかというとインダストリアルなものに惹かれた。60歳になればきっと好みも又変化するのだろう。

今、最も惹かれるデザイナー「ポールケアホルム」

コアなムック本を出してくれる枻出版社さんもケアホルム特集本は恐らくリリースされていない。近頃は洋書を探し回り夜な夜な翻訳しながらスコッチを飲むのが細やかな楽しみ(;^ω^)

表紙のPK91。今最も欲しい!

この折り畳みスツールを何年か前に見た時は全く心ときめくモノは無かったのだが今は夢に出てくるほど魅了されている。

ウェグナー、ヤコブセン、モーエンセン、ヤコブケア・・北欧出身のデザイナーの作品には昔から魅了されるものが多かった。ただ、ケアホルムに惹かれるようになったのは銀座にあるDANSK MØBEL GALLERYさんの影響が大きい。こちらのお店ヴィンテージアイテムの取り扱いは殆どないと思うが洗練されたディスプレイ、スタッフの方の”ケアホルム好き度”と知識や情報量には度々感心する。

 

貞観政要

経営者を長年やってきてお恥ずかしながら初めて聞く言葉(;^ω^)

「貞観政要」

著者の職業が心理学者とあったのであまり期待せず、帰路の新幹線、眠け覚ましにさらりと読んだ。

経営者にとって当たり前の言葉が48項目に渡り記されている。

1300年前であってもリーダー論やリーダーシップは現代でも通じることが沢山ある。

自分自身、社長職として自信を持って実行していると言い切れる項目は正直、48中、僅か10項目だった。復読を繰り返し、実行に移し、早々に自身の血肉としたい。

 

設立1年40%

設立5年15%

設立10年6%

設立20年0.3%

設立30年0.02%

この数字は会社の存続確立。「企業寿命30年説」は決して信じたくないが弊社が25年も事業を続けられたのは、お客様、従業員、親友、家族に支えて頂いたからだ。

「感謝、恐怖、変化」今一度、心に刻みたい。

 

 

人生で一番大切な素養は「忍耐力」

・・確かに近頃痛感する。

経営者という立場になると尚更この「忍耐力」という文字の大切さを学ぶことが多い。

「頭に来てもアホとは戦うな」タイトルはユニークであるが、本書は人として経営者として忘れかけていた事を思い返させてくれた。

毎年「読書の時間をつくる!」と宣言しているが中々思うように読了できていない。

今日の午後は読書三昧としよう\(^o^)/

PHP2月号

PHP2月号の特集は「逆境が心を強くする!」

いや~昨年末から色々あってまさに逆境真っ只中(;^ω^)

思い返せば、創業から25年。色々と窮地に立たされたことがあった。一番最初に凹んだのは、ナイキのスニーカー”エアマックス”の仕入金を送金しても品物が届かなかった事。諭吉100枚ぐらいが消えた時には三日ご飯が食べられなかった。ある時はシーズン真っ只中、倉庫に泥棒が入ったと夜中に警察へ。又、ある時は自身の統率力の無さで幹部役員が離職した。

その度に涙し、寝られず、飯が通らず、経営の難しさに心が折れそうになった。

でも、25年やってこれたのは運と人に恵まれたのは確かだが、問題を自責で捉え、逆境を前向きに捉える心構えを持っていたからだと思う。

A型神経質、ビビリ性だった学生時代と比較すると本当にタフになったと近頃自分でも思う(;^ω^)

成功から学ぶことよりも失敗から学ぶことの方が断然多い事は周知の事実。創業経営者が変化を恐れていては何も創造できない。

本号巻末の「ドラマ」の主人公だと思って明日からも社長業に精力的に取り組みたい✌

モダンリビング最新号

定期的に目を通すモダンリビング誌。

建築のこと、デザインのこと、インテリアのこと・・洋服カルチャーともクロスオーバーし、これから始めるライフスタイルショップの重要なソースともなる。

特に今回は北欧特集ということで隅から隅まで読みいった。

織田憲嗣氏のコレクションと審美眼には改めて敬服する。また密かにファンの料理研究家 行正り香(ゆきまさりか)さんのアトリエ(表紙)とご自宅の空間がめちゃくちゃセンスが良すぎて鼻血ブーになりそう(;^ω^)

新社屋の方向性も決まったので、いよいよライフスタイルショップ開店に向けて準備を進めていきたい。

 

生きた証

PHP7月号巻末のタイトルは「生きた証」

 

 

文中:「自分のことだけを考え、将来の日本の社会や子供たちに心を致さないのは、やはり人として望ましい生き方とはいえまい」

 

「次代を少しでも豊かで思いやりに溢れたものにするための痕跡を残せるよう、ささやかでも何か行動を起こしたい。それが今の時代を生きる者、一人ひとりに課せられた責任」とある。

 

確かに経営者として四六時中考えている信念だ。

 

しかし、近頃びびる自分がいる・・こんな生き方してては自分がもたないのではないかと(;^ω^)

 

 

知人から以前「安保さんは死ぬときがピークでいいんじゃないかと」いわれたことがある。

以来、四字熟語で”死時万歳”という文字を仕事ノートに書くようになった(;^ω^)

 

どれぐらい自分が次世代のために役立てるのか判らないところがつくづく難しいと感じる。

 

 

 

 

 

 

 

好きなことをして生きていく

相変わらず、本が中々読めていない(;^ω^)

 

”読みたい”本は沢山あるのだが本を読む集中力が減っている気がする(猛省)

経営者なので最低限、経営と自己啓発だけは何とか読むように努力しているのだが・・

 

今月のPHPのタイトルは”好きなことをして生きていく”

 

 

”好きなことを仕事”に選んだ自分としては現在進行形で好きなことをして生きてる感はある。

 

本文中、国語辞典編纂者の飯間氏が書いているように、”自分が楽しければそれでいい”という感覚は自分も一切ない。

むしろ、人様に受け入れられたい、人様に好きな世界を発見してもらいたいという気持ちが強い。

 

「アボさん好きな事してお金儲け・・いいですね」そんな言葉をかけられるとき、ちょっと複雑な気持ちになる・・

 

お気に入りの雑誌

ネコパブリッシングから不定期でリリースされるVINTAGE LIFE。

 

 

ちょっとお値段高めだが、リリースをとても楽しみにしている一冊。

 

国宝級のお宝アイテムから少し頑張れば所有できそうなアイテムまで幅広く掲載。特に自転車やカメラ、車、時計のジャンルは文化や歴史も詳しく書かれていて面白い。

 

日本のヴィンテージ市場はヨーロッパやアメリカと比較すると未成熟だといわれるが、今後国内でも益々成長するジャンルであることは間違いないだろう。

 

 

 

 

 

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