当社の未来を担うルーキーが入社した。人様を雇用するということは経営者として生き甲斐を感じる反面、責任という重圧に襲われる。
指導方法を誤れば若い才能と情熱を奪い、緩く指導すると勘違くんを生む。
親になって思ったことは子供から多くのことを学ぶ。指導する立場も指導される新人から大いに学ぶことがある。
会社にとって“人材”が大切なことなど世の経営者は皆わかっている。言葉と数字と行動で導くことがどれほど大切かもわかっているが目の前の仕事に追われるとついつい放置してしまい掛け違いが起きてしまうこともある。導く上で最も大切なことは愛情だと自分は思う。
訓示としてこんなことを伝えた。
・何をおいても仕事をする上で身体と心の健康は大切。食生活、良質な睡眠、軽い運動の三つが免疫力を高めることを心得て欲しい。
・好きなコトやモノを扱うことを仕事にするいうことは私生活と仕事の境界のないシームレスな時間を過ごすことだと自身半世紀の人生を振り返り定義する。大切なことはもっと知りたいと思う知的好奇心と恐怖心をコントロールし能動的な行動が人生の結果に大きく影響を与えること。失敗を恐れず日々を大切に過ごして欲しい。
・〇〇ブランドが好きとか何ちゃら系が好きという考えは年齢と経験によって変化するもの。趣向が変わるということは成長することでもあり決して悪いことではない。また、首尾一貫して変わらないこともカッコイイ。洋服文化を愛するという大きな気持ちで仕事して欲しい。自分の苦手なジャンルを否定するような人には決してならないで欲しい。
・好きなコトやモノを極めた人間は、人に伝え人を笑顔にし人を喜ばせたくなる利他の心が芽生える。いつかそういう境地に至って死に際に幸せだったと思うような人生を歩んで欲しい。
・ご両親に日常を伝える手紙(LINEでも可)を送って欲しい。
我が子も東京の企業様でお世話になる。人様から愛されるように生きて欲しい。