お金の向こう人がいる

会社経営を始めた時からお金は借りるのが普通で、いつも返済のことばかり考えてきた。今もそうだ。

資産ある経営者から“そんなによく借金するね“とよく言われたがそもそも潤沢な元金がないので借りては返し、返しては借りることを30年近くやって今に至る。“借金も資産“ “借金できる内がハナ“こんな言葉も良く耳にした。確かにあたっている点もあるが借金が返せなくなったら会社は潰れ働く仲間と雇用関係が終わってしまう。ようやく資産が負債に近づいてきたがまだ負債の方が多い。

でもこの30年間やってきたこと弊社が社会にもたらした効用は多少あると自負している。サブカルチャー、グローカル、オムニチャンネル・・時代のニーズに合ったこそ借金ができてきたわけだ。

本書はお金というものの価値と効用を上手く言葉で表現していて参考になった。文中、お金は経済における血液。その血液を送り出すのが金融機関ではなく、お金は地球上を循環する水であるという例えに共感した。

人に笑顔を、自分も笑顔に・・この気持ちを忘れずこれからもサブカルチャーの事業を軸に次世代の心が豊かになり恩送りの輪を広げていきたい。

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