塩尻ワイナリーからの帰路、中央道の飯田山本インターチェンジで途中下車した。
目的は以前から見てみたかった建築🏡
重要文化財の旧小笠原書院と隣接する小笠原資料館。
途中、名勝天竜峡を過ぎ山中を進むと小さな案内板を発見。市のシンボリックな建物だと思うのでもう少し目立つ案内看板を立てた方が良いと感じもした😅
駐車場は県道沿いの空き地。徒歩5分ほどの小高い場所に何とも奇妙な組み合わせの建物が二つ姿を表した😵
旧小笠原書院は江戸時代初期の武家書院で屋根はサワラのこけら葺きで基礎は清水寺と同法の懸造り。改修工事は何度も行ってはいるというものの400年前の建物とは思えない美しさとオーラに圧倒される。
かたや敷地の対面には妹島和世さんと西沢立衛さんの建築家ユニットのSANAA設計による近代的でアートな鉄骨造。
逆S字の緩やかな曲線は免震の為の機能美。当社のモデラート同様ピロティ建築様式。当社は駐車場確保のためにこの方式を採用したがこの場所は雨水が多いとの理由で湿気対策の為に行ったとか。
館内からの眺めも異質な感覚がしてとても不思議な空間。
細長い空間も天井高とガラスによって解放感も高い。この椅子も妹島さんデザインとのこと。お尻がすぽっり入って心地よい😁ガラス面が多いのでポカポカの室内だが夏は遮光カーテンが無いと灼熱地獄になるに違いない💦
この資料館のお値段、何と270百万諭吉だとか😅飯田市の税金とは言えちょっと私的には高すぎる印象💦また、これだけ世界から人を呼び込めるコンテンツがありながら上手く活かされていない印象を受けた。館内の貴重な歴史品の展示も正直かなりチープで見やすさに欠き、最も残念なのが掃除が全く行き届いていない。建物周辺は草ボウボウ、塗装の傷みに雨染み、館内は虫の死骸や埃溜まりが目立った。どうれほど著名な建築家の作品で高価で立派であっても人の目と手が行き届き整っていないと価値は半減してしまう。
我々商業店舗も整っていないと商品の良さや価値が伝わらないことを改めて思い知った😓