コリン・パウエルの著書

最近、読み始めた書籍、コリン・パウェル氏の”リーダーを目指す人の心得”

ブッシュ氏に関しては良い記憶が一切無いが、当時、国務長官であったパウェル氏の冷静な言動には大変興味を持った。
私はナンバー2や側近が書く自己啓発本が大好きである。
黒衣というか、分をわきまえて事を成す冷静沈着な人間に憧れる。
もう何百冊とリーダー本を読んでいるし、結論がどういうニュアンスのモノか前書きを読めば直ぐに想像できるのだが、読むタイミング、言い回しによって受け取り方が微妙に変わる点がこの手の書籍の魅力だ。
名ばかり社長にならないよう、今日もリーダーの心得を復唱し、明日からも職務を全うしたいと思う。

身をもって知る

季節の変化と同時に店内のレイアウトを行なっている。
何かと都合が良いので2×4材をつかった簡単な棚を製作している。
日曜大工において素人と玄人の大きな違いは、仕上がりは勿論の事、怪我をしないか否かだ。
病院に行くほどではないが、今日ちょっとした傷を負った。

こうして身をもって覚えていく事がある意味、人間には必要だ。
明日は半日休みなので車と雨戸の洗浄をしよう。

日本山岳耐久レースを終えて

 二回目の参加となった耐久レースは思うような結果が残せなかった。

トレーニングも時間の限り行うことができたが、今回は完全に作戦ミスだ。
何事も用意周到に進めなければ事を成すことができない事を改めて知った。
それにしても、大会関係者様、ボランティアの皆様には敬服の他ない。
疲労困憊している時の激励は深く心にしみる。
険しい山中を安全に夜通し走れるのは、全てはこの方達のおかげだ。
本当にありがとう。
山岳地方では”トレイルランニングで街おこし”が最近話題のようだ。とっても良い事だと思う。年末には当県伊勢市で開催されるが、是非鈴鹿連峰での開催を願う。

2×4材木工

幼少の頃から図工と美術の時間は大好きであったが、センスははっきり言って全く無かった。
今でもポンチ絵を書く事もできなければ、図面を引くこともできない。
店内に使う棚や什器の類は非常に高価なモノが多い。一番コストを抑えるならば、やはりDIYに限る。
”誰でも作れる!”という見出しで、この本を買った。実に読んでいて、いや見ていて楽しい。

帰ったら、又店の商品置棚を作りたいと思う。
午後からハセツネのレースが始まる。又もや雨…ちょっと修行してこよう。

グレゴリージャパン設立

表題の件、今アウトドア業界のホットな話題の一つである。
この話を巡って色々な関連の噂が耳に入ってくるが、どの話もちょっと信憑性に欠ける。
但し、グレゴリージャパンが設立され、20年以上もディストリビューターとして活躍されたA&Fさんの卸業務は2013年春夏のプレシーズンオーダー対応を持って終了する事は確かである。何だか一つの時代の流れを感じる。

グレゴリーはアメリカのナスダックに上場しているブラックダイヤモンドインクという会社の完全子会社である。このブラックダイヤモンドインクという会社はご存知のようにブラックダイヤモンイクイップメントやポック、ピープスといった有名アウトドアブランドを複数所有するビックカンパニーである。
今回のグレゴリージャパン設立で、もう一つ噂になったのが”ブラックダイヤモンドも日本法人ができるのではないのか・・?”色々な方からこの話を聞いた。ご存知ブラックダイヤモンドの日本のディストリビューターはロストアローである。弊社にとっても大変お世話になっている主要お取引様。
今回の一連の噂を確かめるなら、やはり直接メーカーの社長に聞くのが一番だと思い、早速電話してみた。
結論からすると、ブラックダイヤモンドイクイプメントの日本法人は今のところ無いという事である。従ってロストアローから代理店が変わる事も無い。これが今日現在の正しい情報。
しかし、お聞きしたところ、ブラックダイヤモンドインクとして現在の売上高を3年で3倍にする計画を立てている為、近い将来にポックジャパンやピープスジャパン、ブラックダイヤモンドイクイップメントジャパンができる可能性は十分ありえるとか・・
何れにしても、会社の経営陣が変わって、ユーザーの皆さんに、良い製品が正しい流通で供給できなければ全く意味が無い。経営者は創業者の意思を受け継ぎ、アウトドアスポーツに夢中になり、ブランドを愛するものであって欲しいと願う。
”アークテリクスジャパンができるって・・?”そんな話正規代理店から聞いてません(笑)

マリネッラのネクタイ

私はタイに拘りがある。舶来モノから国産まで27年間色々なネクタイを締めてきたが、ナポリのブランド”マリネッラ”にぞっこんである。

大剣幅9センチ、ジャガード素材だと145センチ、プリントだと144センチに誂える。
紺と茶以外は無地しかしめない。小紋柄が好きだかピンドットも最近の気分。
ノットはプレーンかセミウィンザーでテンプルは一つ。
ファッツションの拘りは人夫々だと思うが、自分は控えめでオーセンティックなスタイルを好む。
派手な色柄、極端なシルエット、突飛もない素材は決して選ばない。
ジャケットのラペル幅も9センチか9.5センチの何れか。ワイドラペルも今秋冬のファッション紙で目にするが、極端に太いラペルは身長の高くない自分には不釣り合いである。
ネクタイとラペルの幅が調和されている事はとても大切だと思う。ポケットチーフのネクタイやシャツにあわせて選ばれる洒落者の諸兄もいらっしゃるが、私はムンガイのリネンチーフをTVフォールドでさす事にしている。
毎年この時期になると、東京ミッドタウンのマリネッラナポリからオーダー会のインビテーションが届く。ナポリから社長自らが来日し、見立てをして頂く特別なサービスも素晴らしい。
週末、ハセツネで東京を訪れるで寄り道したいところであるが、今回は時間がタイトなのでメールオーダーにしよう。
既製品の約20%でメイドフォーミーのタイがつくれるのはとてもお値打ちだと思う。また、過去につくったタイをメンテナンスして頂ける特別サービスも付随する。
たかがネクタイ、されどネクタイ。
クリエイティブな仕事を生業にしている自分にとって拘りは必須である。
半年後にできた自分仕様のネクタイを、パスタソースで汚した時には顔が青ざめる(汗)

ボーンレガシー

私は映画が好きだ。アクションもラブコメも邦画も漫画も大作も迷作も。

マットデイモン主演のボーンシリーズがとても素晴らしかったし、本作でもジェレミーレナー(ハートロッカーの爆発物処理班で好きになった)が主役という事で大変期待した。
レビューはあまり当てにしないが、前評判があまりにも酷かった・・
結果、私的には4.5点の高得点を付けたいと思う。
はっきり言って脚本がダメダメでストーリーは超駄作。何か目的を持った目線で見なければ即睡魔にやられるような作品。
しかし、私は響くものがあった。
冒頭、アラスカでのアクションシーンでお気に入りのアークテリクスウェアが出まくっていた。
真紅のALPHA SV JACKETを着こなし、銃撃戦の際にはウェアを裏返しに着る憎い演出に思わず鳥肌がたつ。バックは完全防水のARRAKIS(恐らく65リットル)にMSRのスノーシューをセット。ビーニーはOUTDOOR RESEARCHのモノと判るが、パンツは不明(DVDで要調査)
山小屋で会話する同僚はFISSION SVを着用。小道具担当のスタッフがかなりアーク好きと見た。
又、恋仲役の007の実の奥様レイチェルワイズも流石の演技で良かった。バイク好きの私にとって逃避行する際にセレクトしたバイクがイマイチであったがカメラワークは凄く良かった。
続編も更に続くようなので今後に期待したいところであるが、映画は”売れるから”というだけで安直に焼き直すのは如何なものかと思う。
早速、モデラートのバイヤーへ情報報告しよう。

ガレージのペンキ塗り

一心不乱にペンキを塗るのはたまらなくイイ。
錆び付いた鉄骨が見る見る綺麗になるのは気持ち良い。
よく耳にすることわざ”身から出た錆”を思い出す。
”刃の錆は刃身から生じるところから、自分の犯した悪行の結果として自分自身が苦しむ事をいう”
素人のペンキ塗りは疲れてくると、楽に塗れる部分をついつい重ね塗りしてしまう。そんな訳で色ムラが非常に出る。これもアジといえばアジである。
ペンキ塗りは下地作りが非常に大事。いや最も大事。錆を取り、汚れを取り、養生を段取りして初めて塗にかかれる。何事も下拵えが大切。

雨戸掃除に車の洗車、2×4木材をつかった日曜大工・・休日は睡眠も欲しいが何よりも頭と心を汗を流してスッキリさせたい。
妻とのランチに子供たちとの歓談・・いやいや定休日は平日の月曜日よりも忙しいもんだ。

12歳未満の入店規制


「この店、ふざけた事抜かしやがって・・」
昨日、10月1日より入店に年齢制限を設けた。店は最も危険物が陳列されているモデラート。
良いこと、悪いこと、色々な事を考え苦渋の決断をした。
弊社の全ての建物は情けない話だがユニバーサルデザインをベースに建築されていない。
身を削るような思いで借金して立てた建物にはエレベーターも無ければ、階段のスロープも緩やかではない。駐車場は停めずらく、店内は決して広くない。
好奇心旺盛な子供たちが見たことの無いモノに実際触れるのはとても素敵で大切なこと。
しかし、売り場には使い方次第で凶器に変わるものが沢山ある。
キャンプ用カトラリー、鉄製の鍋、高輝度なLEDライト、ガスバーナー、ピッケルやアイゼン等のクライミング用品、鋭利なエッジ剥き出しのボード・・
今までに幾度となく、親御様に趣旨のご理解をお願いした。
大半の紳士的なお客様は趣旨の本質をご理解頂き、お子様に安全とマナーを説いて頂いたようだが一部のお客様にはどうしても伝わらなかった。
割れたコップ、破られたパッケージ、傷の入ったボトル、菓子が付着した衣料、倒されたボード・・
我々小売にとって商品は金であり、命でもある。
いつからか、子供が走って階段を登ってくる音を聞くと、スタッフの顔が暗くなるような気がした。
店内を走り回り、大声を出す子供に過敏になっていった。
このままではお客様と親愛関係は築けない。
お客様は神様でも友達でもない。我々がお客様に伝えたい事を最も理解頂けるサポーターであると信じたい。
子供がディズニーランドで身長制限の乗物に乗れなかった経験はおありだろう。
気の利いたカードはお配りできないが、中学になって御在所を登る為に山の道具を見に来てくれる事を心から願いたい。
あの店大きくなったら行きたいな・・そんなワクワク、ドキドキするような店であり続けたいと思う。

二年ぶりに日本山岳耐久レースに参加

昨日でモデラートブログを後進に託す事にした。
いつまでも45を過ぎた、おっさんが書いていては新しい創造が生まれない。
しかし、何だかホッとしたが寂しい。
今日からは時間のある限り、株式会社たまやの代表として、そして一人の男として、父として、日本人として日々の出来事を綴りたいと思う。
今週末に奥多摩山域にて開催される第20回日本山岳耐久レースに参加する。

およそ71.5キロの山岳路を昼夜をかけて激走する本大会はまさに”ドM”の遊びと言っても過言ではない。
何故、こんな苦しい事に金と時間をかけるのか。
私が二年前に参加した理由は、
・参加したお客様の話が心から判るため
・トレイルランニングのマーケットを知るため
・その年の5月、母が亡くなり何かで吹っ切りたかったため
少し記憶が曖昧であるが、こんな感じの動機だったと思う。
さて、今年の動機は・・
飲み物や食事を欲したときに取れる、帰れば愛する家族がいる、好きな仕事ができる、自転車や車など乗物にのれる、スイッチをひねれば電気が灯る・・
この年、この役職になると、ついつい色々なモノに毒され、当たり前にある事が奇跡である事を、当たり前のようにある事と錯覚してしまう。
これをリセットするのにハセツネは打って付けだ。
御年70を過ぎても挑戦する先輩方には心から感服する。
経営者である限り、仕事以外で自分を追い込む何かを・・やっておいた方がベターだ。

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