「栄枯盛衰は世の習い」と言われるが、昨日も儚く、少し寂しい気分になった。
昔、サラリーマン時代に足繁く通った中華料理店があった。
仕事の用事で近くまで行ったので、ふと昔を思いだし名物料理の炒飯を食べに入った。
昔と全く変わらない大将、手際の良い若大将、そしていつも爽やかな笑顔でホールを切り盛りされていた奥様。メニューも店内もテレビの位置も変わらない。
しかし、平日とはいえ夕食のゴールデンタイムに来客は私以外にもう一人。
当時はとても活気があって中華鍋を振る音が店内に響き渡っていた。決して広くは無いが駐車場はいつも満車で近くの路上に停める車も多かった。
味も変わっていないし、スタッフも変わっていない。しかし、残念ながら繁盛店では無くなっていた。
美味しい炒飯を口にしながら、何れ自分(会社)もそうなるのではないか・・そんな事を深く考えさせられた。
経営にとって”変化し続ける”事がとても大切である。しかし、どういうタイミングでどれぐらい変化するかの塩梅が難しい。
又、常連客になって、焼飯と餃子の美味しい昔ながらの中華料理店の繁盛に少しでも関わりたいと思う。