東京メトロ青山一丁目駅から徒歩数分に建つカナダ大使館。
年に2回、カナダメイドのアークテリクス製品の買い付けで商談に訪れる。
その度に感ずるのは、
和と洋、自然と人工の絶妙なバランス。
実に素晴らしい。
確かに空間を贅沢にとれば素人目でも見た目の美しさは整えられると思う。しかし、絶妙なバランスが計算されていなければ数年で飽きる。
また、建築に使われている素材も大変重要である。
ファッションという繊維物の扱いを生業にしている自分にとっても同じで、粗悪な素材を使った洋服は着心地がすこぶる悪い。
本物は本物。値のはる物にはそれなりの理由があることを痛切に感じる。
お値打ち(企業努力)で良いものが、確かに日本に多いことは喜ばしいことではあるが、価格を一番で粗悪で信頼性の低い物も多く氾濫しているのも事実である。
本物と偽物、お値打ちな品とボッタくり品。
審美眼を磨き、何事も分別をつけたい年頃だ。