服選びは自分の感性で選ぼうじゃないか

先日、会社幹部が経済新聞の切り抜きをもってきた。
ユニクロ新情報インフラ”買い物革命起きるか”と題し、腕時計型の情報端末を見ながら商品の前に立つ男性が掲載されている。

どうやら、レコメンド機能の進化系(おそらく人工知能系)で顧客を掴もうというお考えか。流石、洋服を工業製品と捉える会社のやることはすごい(;´・ω・)
先日も人工知能がファッションスタイルを提案する自動ソフトの開発現場をニュースで見た記憶があるが、もしも技術的に可能になったとしても自分自身の感性を一番に洋服は選んでほしいと洋服販売を生業にするものからの切なる願いだ。
受動的に得る情報と能動的に得る情報、仮想で得られる情報と現実で得られる情報は明らかに異なる。
ファッションは自己の表現でもあるが相手への気持ちの表現でもある。自分に似合う新しい色、新しいスタイルを探すのが楽しいのであって、我々のような店側の意見を鵜呑みにして頂いても困るし、ましてやコンピューターなどにとやかく言われるのは全く面白くない。彼女とデートしながら洋服選びをしたり、彼女の好みの色やスタイルを聞きつつも、自分の拘りを貫きながら感性は磨かれるものだと思う。
時代が求めているからこそ、こういう買い物の仕方が生まれている訳ではあるが、これでは人間力が益々退化する。
決して保守派な思考ではないが、ハイテク(コンピューター依存)も行き過ぎるとほんとにアベンジャーズage of ultronやチャッピーのようなSF映画の世界になってしまう(;^ω^)
”買い方”が進化することに真の豊かさがどれほどあるのか疑問だ。
 

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