社長職の辛いところ

体調が思わしくない時に思わしくないブログの内容では読者の方に思わしくない気分が伝染する。
だからといって芸能人の某ブログのように嘘は書けない。
それにしても馬鹿芸能人が多いことには呆れる。私も知人に芸能関係の方がいらっしゃるが、とても崇高で羨望の眼差しをあびるに値する人であるので尚更信じられない。芸能人もピンきりなのは判るがそれにしても詐欺まがいな書き込みは酷い。
という訳で今日も体調が思わしくない中での更新を大変申し訳なく思う。
先日、ある組織の役職ある方から”安保社長の後ろには誰も居ないからそうとうなプレッシャーがありますでしょう・・”と言われた。確かに社長の上に会長職なるものがあるかもしれないが、創業者の上や後ろでケツを拭いてくれる方はいない。
”会社を休みたい”とか”走るのを休みたい”とか口が裂けても言えない。甘えも愚痴も耐え忍んで前を向くしかない。
今年の始め自分自身のスローガンとして”それでもなお”という言葉を心に刻んだ。
師走も終盤に差し掛かるが、この言葉の重みが全身を覆っている。
この閉塞的な感覚を払拭するには達成感と充足感が上回るしかない。

基本

仕事やスポーツ、勉強も、やっぱり”基本”が大切であるとつくづく感じる事がある。
仕事をする上で”基本”がしっかり守られていない人は必ずミスをする。ミスをしても基本ができていないので又ミスをする。そして負の連鎖が続く。基本ができている人はミスをしても再発する事は少ない。
どうやら、足早に会社を拡大させてきた事もあり、スタッフのごく一部に基本教育の時間を割愛してしまったのではないかと深く反省する事がある。
小売業(サービス業)の根幹にある一番大切な物。売り場に立つという責務。オーダーテイクする心構え。部下を育てるという使命・・・私が20年前に立志し、お店を運営してきた基本的な面がかなり薄れてきた。
社長の仕事で大切な項目の一つに”人(組織力)を活かす事”があると思う。
適材適所な人員配置と教育は即効性こそないが会社経営にとって重要である。
少し気が早いが来年度はこの点を徹底的に強化したい。
今週からオンザジョブトレーニングで一生懸命働く若者を二人預かっている。彼らの無垢な仕事ブリを見ると元気が沸くと同時に経営の使命をヒシヒシ感じる。
12月も残り約半分。折れそうな心を何とか誤魔化して舵をとっているが、ここでめげる訳にはいかない。

マイバックの普及が店を窮地に追いやっている・・かも?

先日、大手小売店の社長と話す機会を頂いた。
”最近万引きが増えていて・・レジ袋を廃止し、マイバックにしてから凄く増えているようなんだ・・安保くんところはどう?”
・・非常に心が痛む話だが、実際マイバックに未払の商品を放り込むのは簡単だと思う。つまり、万引き犯にとって、昔より今の方が犯行しやすいといった面があるのではないか。
ご近所のスーパーでも「マイバックの使用はレジの際にお願いします」といったアナウンスを耳にした事もある。
”レジ袋廃止”はポリ袋製造メーカーさんは商売的に大打撃を受けたと思うが、環境改善には大きくつながっている。
弊社もレジ袋を廃止しているが、何らかの改善案を少し考えなければいけない。来月、半期決算をむかえる予定なので実地棚卸をしっかりやって現状分析をしてみようと思う。
いや~本当に世知辛い世の中だ。

年末調整

”給与所得者の保険料控除申告書 兼 配偶者特別控除申告書”

この用紙が届くと年の瀬をしみじみと感じる。生命保険料の控除に介護医療保険なるものも追加されているようだ・・地震保険も最高で50000円の控除が受けられる。
こういう書類はついつい妻任せ、親任せ、税理士さん任せにしてきたが、知らないと還付を受けられないのでアウトラインはしっかりと押さえてきたい。
保険の約款なども読む気を削がれるが、裏面の記入説明文も同様である。
配布した、従業員の大半はイマイチ理解していないと思うが、契約保険会社から送られてきている書類には今一度目を通して、期日迄に提出して頂きたいと思う。

鶏口牛後

「鶏口牛後」とは四字熟語データバンクによると、
”大きな組織に付き従って軽んぜられるよりも、小さな組織の長となって重んぜられる方が良いという事”とある。
昔、父親から良く聞かされた言葉が最近妙に身にしみる。
”安定”という言葉に惑わされ大企業や公務員に求人が集まっているという。確かに、よほどの失態を犯さない限り、一度入社すれば未来永劫ポストは与えられるかもしれない。
しかし、人生には本当に面白いほど岐路がある。私なんぞ毎日分岐点があるといっても過言ではない(爆)
大きな組織に入ってしまうと競争倍率も高いし、政治もあるし、長いものにも巻かれなければならない・・ただ、ここ迄書いておいてこういうのも何だか、大きな組織の長になるのもソレはソレで凄い事でもある。つまり、大きさに関係無く、与えられる立場では無く、与える立場で仕事をする事を目指すべきだ。
先日、弊社で働きたいと言う若者の熱さが今日の空のように清々しかった。

さて、12月も100時間が過ぎた。ありがたい事に月内は空きのスケジュールが無いほど過密である。心を鎮め、綿密なスケジュールで2012年を全力でやりきりたいと思う。

スタッフ

弊社の通販事業をお手伝い頂くスタッフに女性が多い。
いつも女性らしい清楚な洋服で、黙々とパソコンに向かい仕事をこなしてくれるsさん。

スペースの都合上、私のデスク横でお仕事頂いているので、社内で最も仕事がやりにくいと思う(爆)
2010年3月からお手伝い頂いているが、欠勤や遅刻の類は一切なく誠実な人柄が仕事にも溢れている。
少し前に会社前の横断歩道で、非常識な車に接触された時は本当に肝を冷やした。
ご自宅も会社に近い為、お勤め後にはご主人と仲睦まじくスーパーで夕食を買い物される姿も拝見する。とてもお似合いで素敵なご夫婦。
パートタイムで勤務頂いている性質上、どれぐらいの期間お勤め頂けるかは判らないが、少しでも長くご縁があることを信じたい。
sさん、いつも本当にありがとう。心から感謝している。
(追伸)
いつもボールペンや筆記用具を借りっぱなしでスイマセン・・

中野ブロードウェイ

東京でとても好きな場所の一つに中野ブロードウェイがある。

地下一階から四階までありとあらゆる小売店が出店されているのだが、中でもフィギュアショップと時計屋のウィンドショッピングはついつい時間を忘れて見入ってしまう。また、来店されているお客様も雑多で大変ユニークだ。
昔はこういうカオス的なショッピングモールが地方にもあったと思うが、どんどん無くなってしまった。デベロッパー側の高額な賃料や建物の老朽化など色々と衰退の要因もあると思うが、是非ここ四日市でもこういうモールの創造をやりたい。
政治で経済を活性化し、継続する事などできるはずがないと思う。ここは地元の若い力と次世代を考えた投資家と力をあわせて是非やりたい。

TOKYO出張

今日は早朝から商談と展示会の為、東京へ向かう。
カツカツのスケジュールなので分単位で作戦を立てた。実りある一日にしたい。
移動中、資料作成などでガッツリ読書できない時は愛読書のPHPは小さくて軽くて、モチベーションもあがって大変調子イイ。

何十年も定期購読しているが、心のブラッシュアップに欠かせないバイブルである。
本号も実に素敵な話ばかりで、読みふけっているとアッというまに東京だ・・汗

スタッフ

モデラートの三階ギアコーナーを仕切る通称”ヒゲおじさん”こと”ヨウペイ”

ヒゲとニット帽が彼のトレードマーク。2001年の春入社会社、およそ11年間もの間会社を支えてくれている。
入社当初はアパレル事業部の志(cocolozasi)を立ち上げてくれた。又、その後は持ち前の柔軟な思想とチャレンジ精神でスノーボードショップのa-bonyの躍進にも力をかしてくれた。そして、およそ5年前にモデラートが新事業として立ち上がったのを切欠に自らも軽登山を始め、今日のモデラートの礎をつくってくれた。
性格は大変温厚。彼が大声で怒っている姿は見たことが無い。又、入社以来私の記憶では遅刻をした事は一度たりとも無いだろう。
顧客様ならば、彼の性格を既にご理解頂いていると思うが、頼まれごとを”イヤ”と言えなところがある。オーバーフローギリギリ迄、お客様の意見を聞き入れようとする為、時々回答する事をすっぽかす悪いところがある。この点は代表の私の仕組みづくりにも問題があると思うが、組織全体で改善したいと思っている。
今後、モデラートに入社してくる、若いスタッフがどれだけ伸びるかは彼の指導力に期待したいところであるが、まだまだ若いつもりなのか(間もなくアラフォー)率先してお客様に山の楽しさを伝えている。
酒(特に日本酒)が非常に強く、激しい音楽を好んで聞き、イビキのデカさは社内一番(笑)
そろそろマイカー通勤にしたら良いと思うが、愛車のGTで毎日通勤する根性は見上げたものだ。
今度見かけたら”ヒゲおじさん~!”と声をかけて頂ければきっと喜ぶと思う(笑)

指導

ウィッキペディアで”常識”という意味を調べると、こう記されている。
「常識(じょうしき)は、社会の構成員が有していて当たり前のものとしている価値観、知識、判断力のこと」となっている。
価値観の多様化が進んでいる今日、常識を若い部下(社会経験の浅い)に教えるのが本当に苦労する。どこの会社様でも同じ課題があると思われるが、恥ずかしながら弊社のように業歴も浅く、スタッフも若いと尚更常識を知らぬ者が多い。
こういう徳を伝える時は非常にタイミングと言いましが難しい。頭ごなしに言っても伝わる訳がないし、朝一番のタイミングで言っても嫌われるだけであろう。だからと言って放置していては、当の本人の為にならないし、何しろ会社(社会)の空気が淀む。
思い返せば、社会人なりたてのサラリーマン時代、諸先輩方に色々と常識を教えて頂いた。荒くれ者の私は時々先輩に食って掛かり、自分の我を通した事もあった。しかし、常識を教えてくれた方から常に愛情を感じて育ったように思う。その時代、さっぱり理解できなかった事も今では腑に落ちて、自分自身も少しは常識を伝えられるようになった。
一晩熟考し、妻に客観的な意見を聞き、心を鎮め愛情を持って話をしよう。

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