グレゴリージャパン設立

表題の件、今アウトドア業界のホットな話題の一つである。
この話を巡って色々な関連の噂が耳に入ってくるが、どの話もちょっと信憑性に欠ける。
但し、グレゴリージャパンが設立され、20年以上もディストリビューターとして活躍されたA&Fさんの卸業務は2013年春夏のプレシーズンオーダー対応を持って終了する事は確かである。何だか一つの時代の流れを感じる。

グレゴリーはアメリカのナスダックに上場しているブラックダイヤモンドインクという会社の完全子会社である。このブラックダイヤモンドインクという会社はご存知のようにブラックダイヤモンイクイップメントやポック、ピープスといった有名アウトドアブランドを複数所有するビックカンパニーである。
今回のグレゴリージャパン設立で、もう一つ噂になったのが”ブラックダイヤモンドも日本法人ができるのではないのか・・?”色々な方からこの話を聞いた。ご存知ブラックダイヤモンドの日本のディストリビューターはロストアローである。弊社にとっても大変お世話になっている主要お取引様。
今回の一連の噂を確かめるなら、やはり直接メーカーの社長に聞くのが一番だと思い、早速電話してみた。
結論からすると、ブラックダイヤモンドイクイプメントの日本法人は今のところ無いという事である。従ってロストアローから代理店が変わる事も無い。これが今日現在の正しい情報。
しかし、お聞きしたところ、ブラックダイヤモンドインクとして現在の売上高を3年で3倍にする計画を立てている為、近い将来にポックジャパンやピープスジャパン、ブラックダイヤモンドイクイップメントジャパンができる可能性は十分ありえるとか・・
何れにしても、会社の経営陣が変わって、ユーザーの皆さんに、良い製品が正しい流通で供給できなければ全く意味が無い。経営者は創業者の意思を受け継ぎ、アウトドアスポーツに夢中になり、ブランドを愛するものであって欲しいと願う。
”アークテリクスジャパンができるって・・?”そんな話正規代理店から聞いてません(笑)

12歳未満の入店規制


「この店、ふざけた事抜かしやがって・・」
昨日、10月1日より入店に年齢制限を設けた。店は最も危険物が陳列されているモデラート。
良いこと、悪いこと、色々な事を考え苦渋の決断をした。
弊社の全ての建物は情けない話だがユニバーサルデザインをベースに建築されていない。
身を削るような思いで借金して立てた建物にはエレベーターも無ければ、階段のスロープも緩やかではない。駐車場は停めずらく、店内は決して広くない。
好奇心旺盛な子供たちが見たことの無いモノに実際触れるのはとても素敵で大切なこと。
しかし、売り場には使い方次第で凶器に変わるものが沢山ある。
キャンプ用カトラリー、鉄製の鍋、高輝度なLEDライト、ガスバーナー、ピッケルやアイゼン等のクライミング用品、鋭利なエッジ剥き出しのボード・・
今までに幾度となく、親御様に趣旨のご理解をお願いした。
大半の紳士的なお客様は趣旨の本質をご理解頂き、お子様に安全とマナーを説いて頂いたようだが一部のお客様にはどうしても伝わらなかった。
割れたコップ、破られたパッケージ、傷の入ったボトル、菓子が付着した衣料、倒されたボード・・
我々小売にとって商品は金であり、命でもある。
いつからか、子供が走って階段を登ってくる音を聞くと、スタッフの顔が暗くなるような気がした。
店内を走り回り、大声を出す子供に過敏になっていった。
このままではお客様と親愛関係は築けない。
お客様は神様でも友達でもない。我々がお客様に伝えたい事を最も理解頂けるサポーターであると信じたい。
子供がディズニーランドで身長制限の乗物に乗れなかった経験はおありだろう。
気の利いたカードはお配りできないが、中学になって御在所を登る為に山の道具を見に来てくれる事を心から願いたい。
あの店大きくなったら行きたいな・・そんなワクワク、ドキドキするような店であり続けたいと思う。

”あたい(値)すべき人”となるために

大晦日に食事をしながら、子供達に2011年の抱負を四字熟語で尋ねました。
すると、長男は「一生懸命」、次男は「文武両道」、長女は「品行方正」との事。
一年の始めに”志”をたてたり、目標をかかげるのはとても素晴らしいことだと思います。
”目標”はゴールにいたる方法であり、ゴールは明けても暮れても思い抱く”夢”ではないでしょうか。
夢の実現の為に、目標があり日々の目標達成の積み重ねが”〇〇に値すべき人”になれると私は思います。
新年の抱負を今年の大晦日まで思い続け一年を過ごせるでしょうか。
努力の継続なくして目標への到達はできません。
しかし、どんなことにも始まりがあります。
目標や志を立てるのに”決して遅い”という事はありません。
長いようで短い人生において、いい時もあれば悪い時も必ずあります。目標に向かって直向に努力を続け、努力を続けることを喜びにしたいと思います。
私は12個の具体的な目標と、三つの心構えを掲げました。
そして今日から一つずつ努力を重ねたいと思います。
私は子供達に「水滴石穿(すいてきせきせん)」という決意の四字を伝えました。

Scroll to top