東京池袋にある自由学園明日館で今年も開催された”ストッキスト2014”にバイヤーとして久々に参加させて頂いた。
旬な雑貨やアクセサリーを探すならこの合同展が最もクォリティが高いと思う。
バイヤーの分際で些かおこがましい発言になるが”出店している人の目が輝いている”と感じる。
”売る”というよりも”伝える”(自信のある素敵な点を)姿が何とも素敵だ。
会場内は所狭しと人で溢れかえっており、雑貨アクセサリーの業界が元気な理由が判った気がする。
池袋へ向かう前に横浜で開催されていた横乗系の商談会”インタースタイル春夏展”にも参加させて頂いたのだがこちらは逆に閑散としていたのが印象的であった。
トレンドが少し違うといえばそれまでだが、参加しているメーカーの方も”バイヤーに良い物を伝えよう”とする空気を少し感じ取れなかったのも残念だ。大音響の音楽にセクシーなモデルさん、スケートボードのデモ・・アトラクションも大切だがもう少しバイヤーとメーカーさんの話し合いの場が密に必要な気がする。
閑話休題。
錦織選手、us open残念(;_;)しかし、試合終了後のインタビューで彼の素晴らしさと将来性を益々感じ、ジーンと来た!Thank’s kei !
カテゴリー: 仕事
商店街
先日、東京の千駄木を訪れた際、”活況な商店街”として有名な”谷中ぎんざ”を散策してみた。
蒸し暑い平日の昼間とあってか人はまばら。しかし、明らかに遠方からガイドブック片手に観光目当で訪れている人の姿もチラホラ。カメラを片手に散策している外国人の方も・・週末は多くの人で賑わっているのかもしれない。
ただ、はっきり言ってコンテンツとしては何もワクワクするものがない。これなら中野ブロードウェイ界隈の方が私的にはワクドキする。ただ、メインの商店街から少し離れた路地裏に長蛇の列をつくる素敵なお店(かき氷屋さんや惣菜屋、和菓子屋さん等など)が幾つもあったのには驚いた。
単純な理屈であるが、魅力溢れるお店が集まれば盛況な商店街ができる。逆に地権者が家賃収入に主眼をおいて店の良し悪しを判断せずに入居させれば直ぐにシャッター商店街となる。
店が継続の為に変化を恐れず努力する事はもちろん大切であるが、
国や県といった行政が魅力あるテナントを誘致し、来場者を飽きさせない仕掛けづくりも時に必要である。
弊社はここ四日市の日永に根付いて15年ほど。歴史と新しいサブカルチャーを上手く融合し今後はデベロッパー事業にも進出したいと考える。
生まれ育った街を次世代の為に元気にしていくことが弊社の使命でもある。
伊勢丹メンズ館
昨日、東京へ出張の際に新宿にある伊勢丹メンズ館に立ち寄った。
秋冬の立ち上がりはどんな感じで、どんなアイテムをセレクトされているか等市場調査を兼ねて伺った。
正面ウィンドーケースはいつもながら素敵空間hが創作されていた。
空想百科博物館?今期のテーマなのだろうか・・
来店数も平日とあってか、それほど多い印象を受けなかったが相変わらず近隣アジア諸国の観光客が目に付いた。特にコムデギャルソンは一番人気のようだ。
他に目に付いたのがバイク系のレザーファッション。ドゥカティの実車を店内に飾り世界観をうまくアピールしていた。雑誌でのあおり方やファッショニスタの話を聞いても、ちょっとしたバイクブームが都内では訪れているらしい。
後、個人的に気になったのがグリーンカラーをインポートブランド各店でモアプッシュしている様子。レディースのハイブランドでも落ち着いた緑色が提案されているのがとても新鮮に感じた。
今冬の気候はどうなんだろう?雨が多く不安定な天気であっという間に夏が過ぎたが冬の寒さは厳しくなるのだろうか・・downや中綿製品、コートの類は気候の影響をモロに受けるのでもう少し天気もはっきりして欲しいと願う。
社長仲間
創業社長であろうが、雇われ社長であろうが、何代目社長であろうが、社長は社長。
恐らく世の中の社長で気苦労が一切無い社長は存在しないだろう。
大半の社長が”ヒト、カネ、モノ、情報”にいつも追われ”恐怖”と背中合わせで毎日仕事に注力されている。
そんな社長業の苦悩を吐露するのは、飲み屋の聞き上手な女性が一番とおっしゃる方もいるが、同じ社長業をやっている方にするのも一理あると思う。サービス業ならサービス業を経営している社長、建築業なら建築業の社長同士で話すのも時には良いだろう。
群れることが嫌いで、長年一匹狼で社長業を21年やってきたが近頃同業種の社長とお酒を呑み交わしたくなる日がある。
自分でもこの心境の変化が判らない。
先日も地元で勢いある社長様とお食事頂いた。年齢は私よりも若いが、お酒も強くフットワークも実に軽い。そして何よりも誠実な人柄が素敵だ。
還暦を過ぎてもまだまだ成長止まない先達社長から学ぶ事も大変多いが、創業間もなくして苦労の渦中真っ只中の若手社長から学ぶ事も実に多い。
お付き合い頂く社長は酒の席で苦悩を吐露する事はあっても愚痴を零すことは殆どない。
自戒と未来の話ばかり。
ここ最近、胃がキリキリする案件が多かったが、自ら最前線に立ち泥だらけの姿で頑張っておられる社長と一杯やったら何故か吹っ切れた気がする。
秋の剪定
先日の大雨でやられた店舗前の植栽。

秋はとっても好きだけど、今年はスキューバダイビングを楽しんでいないので何故か夏が名残惜しい。
履歴書を眺めながら思う事
先日、人事考課を行う際に過去の履歴書を引っ張り出してきた。
創業来、私を支えてくれるスタッフも随分と”顔つき”が変わったものだ(^O^)
モデラートを仕切るタカシの入社当初の顔つきをご覧あれ。随分と男らしくなったのではないだろうか(^_^;)
白髪が増え、体が1.2倍?程に幸せ太りしたものもいるが、多くの者が凛々しい顔つきに変貌している。
”生き様は人相にあらわれる”とよく言われる。あたっている点もあるだろう。
眉間のシワよりも目尻のシワを増やしたいなぁ
当月も拙いブログをお読み頂き誠にありがとうございました。次月も頑張って社長業をこなしていきたいと思います。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
秋冬商戦の始まり
8月も今日明日を残す限りとなった。
暑い夏が来た!と思っていたのも束の間、朝晩は早くも秋の気配を感じる。
各店舗にはお盆過ぎから徐々に秋冬商材の投入が始まった。
暦が変わる来月からは本格的に秋商戦が始まる。
雪が降るなんてもう少し先・・と思っていても後3ヶ月もすれば山も雪化粧に変わる。
売り場にスノーボードが展示される度に、今冬も頑張らねば!と売り子魂にスイッチが入る。商売をはじめてから22回目の冬。
自分にとって商売の原点、スタートは”スノーボードの楽しさを伝える事”
スノーボードをライフスタイルに取り入れたいと思う方にはワクワクドキドキする商品を揃えていることに今年も自負がある。
私の意思を受け継いだヒロキは私の気持ちを超えるほどスノーボードLOVE。
彼の思いが一人でも多くのスノーボードファンに今冬も届いて欲しい。
無線LANルーター新調
タブレットパソコンやスマートフォンにとってWi-Fi環境はとても重要。特に出先や異国のなどでWi-Fi環境があると非常に助かるケースがある。
また、店舗内でも今後タブレット端末でお客様にプレゼンテーションする機会も多くなると思うので、今年度中に無線回線を整備し、全店へタブレットを設置しようと考える。
先ずは本社ビルの環境を整えるとしよう。
人事考課
社長の仕事で一番楽しいことは”お客様の目を輝かせるモノを創造”しているとき。
残暑が厳しい中、最も頭が汗をかく仕事は”スタッフを評価”する時ときである(^_^;)
先月弊社にとって20回目の決算が締まった。同時に全従業員の人事考課を所属長が面談を行い社長の私に報告する。報告データをもとに総務の仕事をしているスタッフの意見を慎重にヒアリングしながら来期の報酬(給与)や待遇面を決める。
この仕事が実に困難を極める。考えれば考えるほど自問自答し矛盾のループにハマリ頭がおかしくなりそうになる。
仕事の結果を評価表現するのに判りやすいのが給与(お金)である。
露骨にお金がやり甲斐、モチベーションと表現する方も希に存在するが、お金が全てでないことは”働く”本質を知っている人ならばお金だけでは満足しない。だからといってお金が自分の思う基準よりも足りていないと不平不満に変わる。
じゃあ何が基準になるのだろう・・勿論1番優先されるものは会社の”利益”から算出されるべきであろう。
しかし、会社を永続的に営んでいくには目先の利益(結果)だけで評価もできない。
在庫は膨らむが圧倒的売上高、通常勤務時間を超過しての努力、会社への忠誠心、部下を家族のように思う役職者の姿勢、新分野を開拓するチャレンジスピリット・・これも勿論評価に値する。
評価に値しないのは会社の理念使命を理解せず、権利のみを主張し、毒を吐き散らし、他責にする者だけだ。
弊社のように一人一人個性も能力も異なる集団の評価は複眼的に見る必要がある。
お盆期間中、ずっと頭の中から数字とスタッフの顔が消えない。
全員に先ずは年齢と同じだけの給与、年齢と同じだけの有給休暇、かけがえのない仕事へのやり甲斐、この3つを労働の対価として与えたいと願い、ここ3年ほど喝を入れて社長業を頑張ったが満足行く結果が残せていない。これでは社長の報酬の未払月があっても仕方ない。
自分がお金にあくせくせずに生きる前に社員の生活を豊かにすることが会社の成功に繋がることは十分経営者として理解している。そして、その課題が物凄くハードルが高いことも血肉化しているつもりだ。
前期の課題が何で、今期社長として会社としてやらなければならないことははっきりと見えている。
あとはやりきる為に、自身の心と体を整えるだけだ。
万引き犯の画像公開について思う事
ヴィンテージトイの老舗”まんだらけ”でお宝鉄人28号のブリキおもちゃが万引きされた。
これに対して万引き犯の録画された画像を店側が公開するとHP上で宣言し話題になってた。
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6126728
小売業を生業にする弊社も他人事ではなく、どういう処置がとられどういう結末になるのか非常に感心が高くみ守った。
店側が指示する期日迄に盗品が返却されない場合は顔写真がホームページ上で公開されれば、瞬く間に拡散され犯人はお店への出入りは勿論のこと、負い目を一生背負いながら心休むことがないだろう。
私はまんだらけの対応を基本的に賛同していた。
しかし、まんだらけは直前で犯人の公開を思いとどまった。
果たしてこれで良かったのだろうか・・
万引きはお店が確実に潰れる。店が潰れるということは社員の仕事が無くなり、自分の命が奪われかねない。世間的に万引きは軽犯罪的にとらえられている感が強いが、重大な犯罪である。
弊社でも一時期、同一犯による万引き事件が多発した時には睡眠不足とストレスで死にそうな気持ちになった。もうあのようなことが無いように弊社でもウェブカメラが各所に設置することにより被害はようやくとまった。
しかし、ネット上には万引き犯人の顔写真を公開すれば店側が恐喝罪や名誉毀損で逆に訴えられる可能性もあると指摘されている。
そんな馬鹿な・・?というのがある部分法律でもある。
自分の身は自分が守る。自分たちの会社は自分たちが守る。という自立した考えは今の時代必要であると思う。しかし、現行犯でなくとも万引き犯の顔や姿の画像があるならば証拠として扱われ法律で裁かれるのが筋ではないだろうか。
本来、お客様とお店は崇高で互いに信頼しあい高貴な関係。
殺伐とし世知辛い世の中であることは間違いないが、商人として穏やかな気持ちと思いやりの心を持ち合わせたいと思う今日このごろである。
後記・・
今回のまんだらけの取った対応は万引犯の撲滅に大きく前進したに違いない。おまけにネット上のアクセスカウンターも多いに賑わったであろう。また、親愛なる常連のお客様との関係もさらに濃密になったのではないだろうか。
まんだらけの”変や”実は私も常連客の一人である。