平成25年もいよいよ残り一ヶ月となった。
11月は社長としての職務は比較的計画通りに実行できた!と振り返れるが現場の状況は決して良いという結果では無かったと感じる。気候的な面でも後押しがあり、セールスを伸ばすにはとても良い環境であった筈だ。
我々小売はお客様に”喜んで頂ける商品”をお売りすることが役割である。結果としてセルスルーに繋がらなければそれはお客様に”喜んで頂ける商品”が無かったという評価になる。
当月は自分も積極的に売り場応援にまわり、お客様に喜んで頂けるようにお使いせて頂こうと思う!
カテゴリー: 仕事
面接会
昨日は県の労働局が主催する就職希望者の面接会に参加した。
今回は50代、60代の中高年者を対象とした場。
何故、弊社のような、”若い世代をターゲット”にした商売に中高年齢者の方の雇い入れが必要なのか・・
検討する理由は大きく二つある。
・一つは弊社は良くも悪くもスタッフ、会社共に若い(浅い)。伝統や格式といったものが会社には薄く、働くことの意義や価値を大きな視点で唱える先達がいない。人生と仕事の両面で経験豊富な方に加入して頂き若いスタッフの規範となって欲しいという願い。
・もう一つは”ある一定の年齢に達したから”という理由で会社を辞めたが、まだまだ仕事に対する情熱が枯れることなく、世の為、人の為、次世代の為にと闘志を燃やす達人がまだまだ世にいるのではないかという期待。
そんな想いを持って面接会に参加した。参加されている企業は地元の優良企業ばかり、また業種的にも建築や介護、清掃業などが多かったように感じた。
ipadを持参し、プレゼンする気満々で向かったが弊社の面接に来る方はいない。会社によっては行列ができるほど求人が殺到している人気企業もあった。
面接会が始まり、調度1時間半ほどが過ぎただろうか・・初めて一人の男性が尋ねて来てくれた。
「たまやさん、少しお話しを聞かせて頂いても宜しいでしょうか・・」
とても物腰が柔らかく、言葉が綺麗。綺麗な白髪が素敵で一目で足腰がしっかりされていることが判った。
数ヶ月前に大手企業を早期退職されたという。長年、総務課に所属し、主に経理や人事のお仕事を全うされてきたと仰る。
丁寧な言葉使い、眼鏡の奥に見える優しい笑顔・・私は直感で、求めている方と出逢えた!そう確信した。
山歩きを趣味とし、天気が良ければ山に出掛け写真を撮り、穏やかにゆっくりと残りの人生を満喫されたいと仰る。
冒頭に書いた、私の想いを伝えると優しい笑顔で話しを聞いてくれた。近々、会社見学に来て、それから決めると返事を頂いた。
今の段階では何ともいえないが、こういう先達に出逢えたことを心から嬉しく思った。
定かではないが、会場には”就職活動をしています”という印鑑を貰う目的(失業手当の需給)の為に来ている年配の方も残念ながらいたように思う。また、時給面と待遇面のことだけを聞き歩き、面接態度が酷い方もいた。
会社は一人一人の働く人の力で築き上げられる。一方では会社の理念や行動により一人一人の人間を育てていく一面もあるにちがいない。
今、私は経営者として重要な年を迎えているように思う。この先20年以上続く会社か、それとも今をピークに衰退していくのか・・
熱い気持ちが沸々とこみ上げている。
三重テラス
先日、東京日本橋にある話題の「三重テラス」を訪れてきた。
キャッチフレーズの「三重の”いいとこ”ぜんぶ日本橋へ」という思いも上手く表現されていると感じた。
店内に入ると尾鷲檜のとてもイイ香りがし、明るい店内に整然とディスプレイされている商品を眺めていると、ついつい時間を忘れ見入ってしまう。
どちらかというと食べ物関係の物が多いように感じたが、伊賀焼や四日市萬古などの焼き物も販売されていた。
併設されているレストランは生憎”貸切”だった為、食することはできなかったが内装も素晴らしく、入口のメニューを見る限り洋食スタイルの感じがした。日を改めて是非訪れたいと思う。
それにしてもコストがかかった店内である。更に立地は東京の一等地なのでランニングコストもとんでもない金額であろう。
これで採算にあうの・・?そんな心配をしながらお店をあとにした。
芝刈り
夏頃から荒れ放題になっていた店前の植栽に本日ようやく手を入れることができた。
こういう仕事は弊社では当たり前のように社長の仕事である(^O^)
”土いじり”が好きというスタッフにとっておいてあげたつもりだったが中々業務中は手がつけられないのだろう。
伸び放題になった芝を全て手刈りしたので、キーボードを打つと手が震える(^_^;)
まだ半分ほど残っているので来週中には全ての刈り込みを終えたいところだ。
次月は本業に没頭できるよう、掃除やペンキ塗りなど大掃除の類は全て当月の予定に入れている。
それにしても掃除をした時の汗はとっても気持イイ。
京都弾丸出張
昨日は休日返上をして京都まで行ってきた。紅葉にはチト早目であったので寄り道をしてくることはできなかったが、歴史ある街並みを見るだけでも心が和む。
もしも、チャンスがあれば一度長期にわたって住んでみたい土地だ。
過去に東京で一年弱過ごした経験があるが、それはそれで楽しく、住んでみればまさに都であった。
三重の四日市に生まれて間もなく47年が経つわけだが、人生の終盤はどこで過ごすのだろう。
もしかすると四日市を離れ、北の大地でスノーボード三昧の隠居生活をしているかもしれない・・もしかするとダイビングのインストラクターを生業にし、南国に移住しているかもしれない・・もしかすると事業に失敗し住処を無くすかもしれない・・
変化を恐れず、安住を良しとせず、まだまだギラついて生きたいと思う。
成長
子供の成長を実感する時、親としてこの上ない喜びを感じることがある。
会社でも全く同じことが言える。部下が大きく成長した時、心から喜びが湧いてくる。
先日、スポーツ事業部の部下がハセツネ(山岳マラソン)に参加した。
自分も過去2度走っているので、過酷なレースである事を十分理解していた。
明け方迄、自宅の時計を眺めながら彼の無事を祈ったものだ。結果、私のタイムを大きく上回り見事完走。
ある幹部役員は明確な指示を現場に与え、経過を観察しながらフォローをしっかり行なっている。
”職責が人格をつくる”とは言え安心して会社を任せられる迄に成長している姿に心から喜びを感じる。
会社のファイナンスを一手に引き受ける総務も驚く程の仕事量をこなしながら、現場の改善にも積極的に参画頂いている。このままでは私が社長職をリストラされるのではないか・・・と近頃感じる(^_^;)
こうして日々成長していく部下の姿を見られることに”会社をやってきて良かった”と心から実感する。
しかし・・
ブログに書くかどうか迷ったがあえて記しておこう。
同じように経験を積み、年を重ねているが伸び悩みやや停滞気味な人も存在する。
自分のやりたい事ができない、仕事の内容にマンネリズムを感じる、上司と馬があわない・・
どうにもならない理由も色々あるだろう。
しかし、自分自身が今の自分に成長の余地があると感じるならばもっともっと真剣に仕事に向き合って欲しいと願う。
私は人事においてパレートの法則を決して信じたくないと思っている。
真夜中の呼び出し
昨夜の遅い時間に自宅の電話が鳴った。
「警備会社のイセット管制センターです・・」
ドキッ!この時間に警備会社からの電話は会社に異常があったことを告げる電話。
どうやら内容を良く聞くと、建物の排煙窓が開けっ放しになっているとの事・・
売り場のレイアウト変更の為に深夜まで仕事をしているスタッフがたまたま職場に居合わせた為、大惨事にならなかったものの、台風の雨が売り場に侵入していたら・・と思うととても怖い。
現場確認の為、レインウェアに着替え会社へ向かう。
原因は排煙窓がしっかりと閉められていなかった事のようだが、どうも近頃社内でこの手のイージーミスが目立つ・・
総点検の為他店舗も雨漏りが無いかチェックして回ると、ある店舗はエアコンがつけっぱなし・・おまけにレジスターの電源も切られていない・・
会社の代表としてこういうことがあると非常に凹む。自分の伝え方が的を得ていないのだろうか・・明日のミーティングでしっかりと伝えよう。
帰宅時には日が昇り始め、ここ四日市を台風が過ぎ去ろうとしていた・・徹夜明け・・久しぶりの経験だ(笑)
冬支度
昨日、モデラートのスタッフと薪集めにでかけた。
薪割りは木片がかなり出るのでチェーンソーとアックスを持参し、その場で処理して運ぶことにした。
今日、改めて実感したがアックスを振りかざしての”薪割りはキツイ”・・腰と腕にくる(^O^)
そろそろ薪割りマシーンを導入したいな・・
モデラートでは”薪割り”に関しての相談をスタッフ自らの実体験からお話させて頂きますのでお気軽にお声がけ下さい(^O^)
就活厳しい~ッ(^_^;)
先日、ハローワークが主催する就職面接会に長男と参加した。
大手製造会社さん数社に面接頂いた。
一週間後、各社様から厳しい結果の通知が届いた(><)
長男は学習障害もあるので、手に職を!と思い調理師資格の道をとらせてみるものの現実は大変厳しい。製造ならば作業手順を覚えれば何とか社会のお役立てできると考えたが・・・企業様にも雇用枠の事情があるだろう。
本当に就職活動が大変な世であることをつくづく親として感じる。
とある方は「安保さんは会社経営をしているのだから自分の会社で雇用すればよいじゃないですか?」と何とも複雑なお言葉を頂くことがある。
趣向品の小売を生業にする我々の会社で長男を雇用する枠は残念ながらゼロ。万が一、作業場所を与え、雇用したとすれば従業員の多くは私に失望することだろう。
学歴もあり、健常者であるにも関わらず一般常識に欠落した人を稀に面接することがある。
面接会場では身体障害、知的障害の方が必死に面接待ちをしている姿を観て、何だかやるせなさを感じた。
仕事は人生においてとても重要なものである。
長男が少しでも社会のお役立てできるような場所に一日も早く出会えることを願いたい(^O^)
男気
弊社には通販部門を含めると10の職場が存在する。
全て小売であるが、専門的要素が強い為、担当者の配置転換などを積極的には行っていない。
もう少し会社規模が大きくなれば、配置転換はとてもメリットがあるので取り入れたいとは考えている。
しかし、トレンドを扱う商品が多い為、時々ブランドの入れ替えなどを行う店舗間どうしで行う(取り扱いブランドをA店からB店にシフトするようなこと)
会社側から一方的に行うのではなく、夫々の現場担当者の意向を聞きながら慎重に行なっているのだが、多くの人が変化を嫌う傾向がある。言葉足らずの表現なので誤解を招くかもしれないが比較的若い人に多いようにも感じる。
私が20年前のサラリーマン時代、出来ない事でも「やらせてください!お願い」と上司に懇願してきた。無謀な時もあったと思うが、ホームランをはなったこともあったと思う。
自分以外のバイヤーがバイしたものはセルスルーへの責任感が薄くどちらかというとネガティブな視点で見ている。
スルーが厳しい商品があると、「この在庫は以前取り扱いしていた店舗から回ってきたものでして・・」そんな声も時々聞こえる。
会社組織であるので、そんな戯言に耳を傾ける必要なないかもしれないが、担当者の魂が入らなければ物の良さは伝わらない。
”俺に任しといて!”そんな根拠のない言葉を吐くような若者は何処へいったのだろう・・
”男気”という言葉を辞書で調べると”弱いものが苦しんでいるのを見逃せない気性”とある。
今、こういう人を会社は求めているのではないだろうか。
先日も面接をして超落胆するような出来事があった。権利を大きく主張するばかりで義務については極力リスクを減らしたいようなことを言う。気の毒に感じ心が痛む思いをした。
秋の夜長、男気溢れる人と飲み交わしたいと思う今日このごろである。