弊社の第四の事業に成長させようとしているプロジェクトに先日この猛暑の中、有識者の方にお集まり頂いた。
カテゴリー: 仕事
松阪木綿
明治7年創業、全国でも数少ない本藍の糸染めから製織まで一貫して行う織り元”御糸織布株式会社”現在唯一の「松阪木綿」織り元に本日お邪魔した。
糸が藍染めされ、反物になる工程は服の販売を生業にする者にとって感極まりない。
”伝統工芸には変えていけないものと変えてもいいもの、あるいは変えなければならないものがある”
変えていいもの、変えなければならないもの・・ここに弊社はお役立ちしたいと思う。
復刻
1998年、バートンのライフスタイルシューズとして彗星のごとくデビューしたグラビス。
名作”ライバル”や”ファクター”など数多くの名品を世に送り出した。
当時のことを振り返ると、90年代半ばからの空前のスニーカーブームの後押しもあり、かつスノーボードブームもあって、爆発的な人気が出た。
今では非常に考えにくいことではあるが、お店の開店前に長蛇の列ができるほどであった(その節は大変ありがとうございました 拝)
そんなグラビスも他ブランド同様、栄枯盛衰の運命を辿り、いつしか販路も製品路線も大きく変化し、弊社でも取り扱いが薄くなってしまった。
先日、久々に訪れた展示会場で”おっ!”と唸るモデルを目にした。
当時最も人気の高かったグレーカラーにオレンジのバイカラー。モデル名はグラビスファンの間で”最も履き心地が良い”と好評だったセンチュリー。
この秋冬復刻される。
いや~このセンチュリーを見ると、昔弊社で働いていたスタッフのことが思い浮かぶ。今はキャリアアップの為、東京へ行っているが、時々業界の話をし合う仲なので密かにこの靴をプレゼントしようかと思っている(^O^)
実に懐かしい・・ただ、90年代後半に流行ったシューズがこの2014年に認められるのだろうか?来春は名作”コナ”が2カラーリリースされる。復刻といっても最新の素材が使われるので、履き心地や耐久性も随分と良いだろう。
近頃、革靴一辺倒だった自分もスニカーが履きたくなってきた。
マイクロソフトのタブレット
”これさえあれば、何もいらない・・” 7月17日にマイクロソフトのSurfaceが発売される。
先日、アップルストアで法人担当に方にタブレットの拡張性についてご教示頂いた話の中で、ms社のsurface pro 3は驚異の存在になるに違いないと発言されていた。
mac airよりも軽く、マルチタッチディスプレイ搭載し状況にあわせてノートパソコン的な使い方もできれば持ち歩いてタブレットとしても使える。
そして何といってもビジネスで使い慣れているOSがwindowgbsであることも私にとってはベター。
cpuにはインテルのcore i7が欲しいところではあるが、予算を考えるとcorei5の256GBか・・
自宅ではスマートフォンの電源を切り、極力アナログ生活にウェイトを置いてはいるが、仕事はそういう訳にいかない。メールを読み書きし、インターネットサーフィンで正しい情報を得、社内の添付ファイルを確認したり、データ解析にMSオフィスを使う・・そんな私の社長業ならばsurfaceが最もマッチしているのでは。
さあ、どうしよう・・
ASOKO
昨日書いた、梅田の電動レンタルチャリビジネスも面白いと思うが、NU茶屋町の地下にできた”ASOKO”もユニークだ。
雨の日の平日にも関わらず、女性のお客様が大変多く来店されていた。
低価格帯のファッションアパレル”YEVS”を全国に展開する大阪の株式会社遊心クリエイションさんが手がける雑貨店。
明るく広い店内にはユニークな商品を色々と置いている。よーく見るとアウトドア用品やテントなども上手く並べられている。セレクトされている商品にどういうバイヤーの意図があるのか正直わからないが、低いローキャビネットに整然と商品が陳列されているディスプレイはとても素晴らしい。
正直、私的目線で買う気にさせた物は一切無かったが、衝動的に買物をしたくなる気持ちはメラメラと湧いた(^_^;)
イーブスさんのVMDでも感じたが、売り場のあちこちに、消費者の心躍らせる仕掛けがされている点に関心する。
おそらくメインターゲットは比較的ウィンドショッピングを好む女性に絞られた商品構成なのだろう。
それにしても”アソコ”とはユニークなネイミングだな。
伊勢型紙
現在、社内では三重県鈴鹿市の伝統工芸”伊勢型紙”をつかったプロジェクトが進行している。
先日、型紙の原版を拝見しに、鈴鹿市江島の株式会社オコシ型紙商店様を訪問させていただいた。
型紙の繊細な美しさには芸術としての奥深さをしみじみと感じる。
我々が事業を通じて注力している”若い世代”と”サブカルチャー”をどのように伝統工芸と融合させるか。
欲しい!買いたい!と思っていただけるような商品をどのようにクリエーションするか・・
障壁はまだまだあるが、一つ一つ課題をクリアしていきたい。
伝統工芸品
近頃、色々な場所で当地の伝統工芸品が販売されているのを目にする。
先日も鳥羽駅前の商業モールの一角に専売コーナーが設けられていた。
万古焼で作られた酒器、伊勢木綿のハンカチ、松阪木綿の小物、額装された伊勢型紙、そして嬉しいことに日永うちわも大きく宣伝されていた。何と松阪木綿とのコラボレーションo(^▽^)o
弊社の会社所在地である日永には江戸時代に「日永うちわ」「永餅」「日永足袋」の3つの土産物屋が軒を並べ大変賑わいを見せていたとか・・日永うちわは株式会社稲藤さんが永餅は笹井屋さんが伝統を守り続けられているが、残念ながら日永足袋は現在途絶えているようだ。しかし、足袋のラストは東海道日永郷土資料館に保管されているので、何とか復刻できないか現在案を練っているところだ。
伝統工芸品がこういうカタチで紹介されるのは同県人として非常に嬉しいが、どうも売り場にパンチが無いような気がする(^_^;)旅行者の方が手に取られる様子も伺えたが、買われる気配は無かった。
弊社のミミエプロジェクトも何もカタチになっていないので偉そうなことを言えないが、もう少しターゲットを絞り、トレンドスパイスをふりかけてみてもよいのではないだろうか・・
しかし、平日の昼間なのか高齢者ばかりの来館が目立った・・
何だか鳥羽も寂しいな・・
世の中には割り切れないことが多い
・・そんな気分の時は休日に美味しいお酒を飲むに限る\(^^@)/
講演会に参加
先日、株式会社イドム代表取締役の小出宗昭氏の講演を拝聴した。
カナダ大使館
東京メトロ青山一丁目駅から徒歩数分に建つカナダ大使館。
年に2回、カナダメイドのアークテリクス製品の買い付けで商談に訪れる。
その度に感ずるのは、
和と洋、自然と人工の絶妙なバランス。
実に素晴らしい。
確かに空間を贅沢にとれば素人目でも見た目の美しさは整えられると思う。しかし、絶妙なバランスが計算されていなければ数年で飽きる。
また、建築に使われている素材も大変重要である。
ファッションという繊維物の扱いを生業にしている自分にとっても同じで、粗悪な素材を使った洋服は着心地がすこぶる悪い。
本物は本物。値のはる物にはそれなりの理由があることを痛切に感じる。
お値打ち(企業努力)で良いものが、確かに日本に多いことは喜ばしいことではあるが、価格を一番で粗悪で信頼性の低い物も多く氾濫しているのも事実である。
本物と偽物、お値打ちな品とボッタくり品。
審美眼を磨き、何事も分別をつけたい年頃だ。