起業

先日、30代半ばの若者が起業した。
お店を出店した場所は四日市の商店街、お店の売りはタコスが食べられるメキシカンスタイルのBAR。他店で長年バーテンダーを務めていたので経験も人脈もある。
お店を軌道にのせ、何十年と続く市内の老舗バーとなるだろうか。
私が起業して会社を23年間続けてきた中、一番難しいのが”辞めること”
過去三度の撤退(失敗)を余儀なくされた(;^ω^)
①カジュアルセレクトショップ”スパングル”の閉店
②スノーボードショップA-bony松阪店の閉店
③アウトドア用品のWEBレンタル事業
ラッキーなことに①と②はモデラートの出店でリベンジを果たすことができたが、③の事業は完全撤退となった。
”やらずの後悔よりもやって後悔した方が良い”という言葉は正しいと思うが、失敗した時の対処方法がとても重要だ。
一人は所詮一人であり、何をやるにも時間がかかる。組織は組織なりのスピードはあるが、大きさゆえの強さと弱さがある。
B to B の時代から B to C へ、今はC to Cのニーズもある時代。
先日も書いたが、統計的に r>g であることをピケティ氏が示した。起業し成長を続けることは決して容易ではない。
会社(お店)を起業すれば、上場するか、会社を売るか、継続するか、潰れるかの何れか・・
明日、お客様はいらっしゃるだろうか・・
来月の支払いは大丈夫だろうか・・
雪が降るだろうか・・
従業員が突然辞めないだろうか・・
常に不安と恐怖がつきまとい怯えながら生きるのが世の社長。自身も後10年で借金を完済し社長を引退することができるだろうか。
これから起業する勇気ある方に心からエールを送りたいが、走り始めたら常に責任がついて回る覚悟も必要であることを肝に銘じてほしい。
お店や会社は楽しいと好きだけで続けることができない。

 

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