書くとは自分を掘ること

9月号のPHPで作家の下重暁子さんがおっしゃっている。
”書く”というほどではないが、私もブログを毎日綴っていると自分自身と向き合えることがある。
”掘る”ことにより自分自身を知って、はじめて人を理解し、思いやることができると下重さんがいう。まさにその通りだ。
また、”ものを書くとは恥をかくこと”ともおっしゃる。年を重ね、はじめて綺麗ごとではない自分と正面きって向き合うことも大切だという。自分もそれなりに年を重ねてきたせいなのか近頃、恥を避けることがある。昨日もお取引先様から最近、ABOさんのブログは普通過ぎて面白くないといわれた。きっと心のどこかで自分が恥をかくのが怖いのかもしれない。
読んで、書いて、話して、もっともっと自分自身を深く掘りさげようと思う。

プレジデントって時計の本だったの・・・?(;^ω^)

不定期で購入する雑誌「PRESIDENT」
今月のタイトルテーマは”一流の書き方” 書き無精の小生にとっては必読だと感じ購入。
イエローハットの創業者鍵山氏の書き方は心から尊敬するし、ライフ保険ネット生命CEOの出口治明氏の書き方に対する考えも深く頷ける。そんな社長必読のコンテテンツ満載の内容であるに違いないが、どうも近頃プレジデントらしからぬファッションテイストが強くなっている点が残念だ。
特に腕時計の広告や記事が多すぎる(;^ω^)
見開きはシャネルで裏表紙はウブロの広告、141ページからは”変わる高級時計”と題し
て2015年の新作腕時計の情報が50ページにも渡り掲載されている。

内容は多少他社(時計専門誌)との違いはあるものの特筆するべき情報でもないし、プレジデントらしい切り口(経営や経済的視点)で書かれている内容も少ない。
その昔、会社を創業したころは、いつの日か「PRESIDENT」を定期購読し机の片隅に並べ社長業を磨こうと思っていたが、本号のような内容が続くようならば購入する回数も益々減ることになるだろう。
社長必読書として復活してもらいたい。
 

声をかける

6月号のPHP巻末のタイトルは”声をかける”

会社の経営者、部下を持つものならばとても重要な心構え。
意識はしているものの、日常業務に追われるとついつい部下への声掛けを簡略してしまうことがある。これは猛省しなければならないこと。
経営者は仕事のこと、特に従業員のことを考えない日はない。ただ、いくら気にかけていても言葉や行動にあらわさなければその思いが伝わらないことは確かな事実。
職場を多くなり、人が増えることは大変嬉しいことである反面、距離が遠くなる。メールなど情報伝達手段のインフラが便利になればなるほど手間暇のかかる行動が鈍る。
会って話をする。話を聞く。小難しい仕事の話でなくても良いではないか。
”一日二回現場に出向きスタッフに声をかける”当月の行動指針としたい。
 

ひかえめなのに、強い人

今月のPHPの特集タイトルは”ひかえめなのに、強い人”

私はこういう人が大好きだ。
21ページから始まるタレントの壇蜜さんの言葉には凄く重みを感じる。
35歳の彼女が芸能界という特異な世界で生きながら、人の喜びの為に自分を提供したいと言い切り、被写体である自分も素材にしか過ぎないと考えている点も流石だ。
幼少のころからどちらかといえばガキ大将で活発だった自分は一番をめざし主張して生きてきた。きっとこれからも本質的なことは変わらないだろう。しかし、影で支えてくれるナンバー2がいて、担いでくれる人、荷物を持ってくれるシェルパがいるからからこそ目指す山に登れることを決して忘れることはない。
あらためて支えてくれる人の尊さに気付き感謝したい。
 

荒物雑貨の本いろいろ

総務担当のNが定期的に図書館で素敵な本を借りてきてくれる。
MONO好きの自分にとって、読まずにいられないものばかり(-_-;)

先日は東京出張の際、江戸な日用品店を巡ってきた。
「てぬぐい店ふじや」「前原光榮商店」「包丁の木屋」「江戸屋の洋服ブラシ」「白木屋の箒」「うぶけやの刃物」・・
素敵なお店ばかり、個人的に散財してしまった(-_-;)
どのお店も昔ながらの伝統的な商品に相応しく接客も大変暖かいものであった。
 

宮内庁御用達

近頃、伝統工芸に興味を持って行かれているが、こちらの本に掲載されている商品群にも心惹かれる。

宮内庁、王室御用達の品といえば、何だか高価で煌びやかなものなかりを想像するが、いがいに実用的な日常の品が多い。
本書に掲載されている商品は多岐にわたる。お菓子、酒、調味料、食材、銀製品、焼き物、漆器、メガネ、傘、鞄、靴などなど旅館やホテルも掲載されている。
伝統の製法や手法に拘り、人の手でつくられたもので職人芸を大切にするものが宮内庁認定の定義ではないだろうか。
安くて、沢山・・そういう消費はグローカルな日本にはどんどん必要なくなっていくだろう・・また、そういう方向へ向かって欲しいと願う。

BOON復刊

90年代、スニーカーや古着ブームに火をつけたメンズファッション誌”ブーン”が6年半ぶりに復刊された。

創業間もない頃、空前のスニーカーブームの後押しを受け、ブーンとクールトランスを片手にアメリカやヨーロッパに買い付けに出かけた頃が懐かしい。
安定したサラリーマン生活を捨て、単身異国の地にトラベラーズチェック(^O^)と現ナマを首からぶら下げてお店を巡った経験が今の商いの源流でもある。
本誌の復刊はそんなことを思い出させてくれる。

田口佳史氏の超訳”孫子の兵法”


この本も人生を豊かに、仕事を成功に導くための指南書ではないだろうか。
田口佳史氏は25歳の時、タイのバンコク郊外で生死を彷徨う重症を負ったそうだ。長い人生の中でドン底を味わった方の言葉には何処か凄みがある。もう少し言い加えるならば暗闇の続く長いトンネルから自力で這い出した方の解釈は希望に満ちている。
副読する度に心に突き刺さる。
本書の考えを地肉化する為にはもっともっと痛い目をしなければならないのかも(^_^;)

毎月欠かさず読む本

”読書”は豊かな人生、経営者として正しい采配に欠かせないものである。

今年も年初に”沢山の本を読むこと”を掲げたが思うように実行できていない。今日も新幹線で移動中に読みたいと思う本を数冊カバンに詰め込んで出た。
何故か移動時中の読書は最も腑に落ちる。
名古屋、東京間の移動100分以内で読み切れる本となると一話完結系の本が相応しい。どうも、話が途中で途切れると解釈が甘くなる気がする。
その点、PHPは短い時間で読み切れ、腑に落ちるので毎号欠かせない。
家人ともPHPだけは何故か内容をシェアしている。
決して小難しくない、当たり前のことを淡々と文字にされているのだが毎号何故か腑に落ちる。
一切、本を手に取らない我が家の男坊主も、そろそろPHPは読んで欲しいと願う今日このごろである。
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