岐阜駅界隈

先日、何十年かぶりにJR岐阜駅を訪れた。

駅に隣接されたおよそ163mの”岐阜シティタワー43”は圧巻の高さを誇る複合施設。駅前のシンボルといえる黄金に輝く織田信長像。空中回廊を使えば繁華街の玉宮町通りまでスムースに移動できる。
近代化した岐阜駅は我が街三重県の津や四日市駅前と随分違う印象。
玉宮通りも何十年かぶりに歩いてみた。高島屋さんがある当たりまでお店を巡ってみたが、当時賑わいを見せていたアパレル系のお店が随分と減っていたのには大変驚いた。繊維業で栄えた街が繊維を扱うお店が廃業しているとは複雑な心境。変わりに飲食(居酒屋さん)業が元気な印象。この光景は四日市の商店街でも良く見る光景。
物や情報はウェブで買える時代だが、できたての美味しい魚や肉、酒を嗜む空間は通販で買えるものではない。中心街で飲食業が賑わいを見せるのはしばらく続くのであろう。しかし、今の飽食の時代”どれだけ美味しいものでも人は飽きる”トレンドにあわせて変化できなければ多くの飲食業もまた淘汰されるのであろう。
時間の都合、名鉄岐阜駅前や柳ケ瀬あたりを歩くことはできなかったが、次回は金華山、長良川あたりも含め時間をかけて歩いてみたい。

納税

20回目の決算結果がまとまった。
心が折れそうなほど頑張ったつもりだが、結果は前期とほぼ変わらず利益は微増したものの目標には残念ながら届かなかった。
会社全体で売上を上げ、在庫を増やさない(減らす)ことがどれほど難しいかを今年も痛感した。
ただ、会社として今年も法人税と所得税を収めることができたことは誇りに思う。
掲げた目標を達成できなくとも創業社長で筆頭株主なので誰も自分をクビにすることはできないが、今年の決算結果はとても悔しい。
弊社にとって本年度も早2ヶ月が過ぎ、2014年も残すところ3ヶ月となった。本格的な秋冬商戦が始まる前に今一度、前年度至らなかった自身の仕事を見直し、モチベーションをあげ意欲的に仕事へ取り組もうと思う。

当月もつたないブログをお読み頂き誠にありがとうございました。モデラートの売り場から退き、近頃現場がとても恋しく感じますが、日々新しい事業の創造に注力しております。
今期は何としても第四の事業を軌道にのせる為に頑張りたいと思いますので、引き続き弊社をご贔屓頂ければ幸いです。
季節の変わり目、皆様お体をどうぞご自愛下さい。

The Gift Shop

先日、名古屋を拠点に活躍する、インテリアショップ”リアルスタイル”さんプロデュースの”The Gift Shop”のレセプションパーティに参加させて頂いた。

場所はJR岐阜駅に隣接する商業モール”アクティブG”の二階。
扱う商品の全ては”メイドイン岐阜”にこだわったセレクト。店内のしつらえにも素敵な東濃タイルをつかう拘りの空間。
飛騨の家具、美濃和紙を使った小物、試し切りができる関の刃物、50種類以上の地酒と東濃の陶磁器・・久々にワクワク、ドキドキする売り場を拝見させて頂いた。
実はこういう売り場を我が三重県でやりたいと構想を練って頂けに、鶴田社長様の発想と情熱には敬服する。
鶴田社長様は冒頭のご挨拶で”売上(結果)”にこだわって運営をしていく事を強くおっしゃってみえた。
果たして岐阜の伝統工芸、岐阜のお土産品が買いやすい場所、お洒落なセレクト空間を提供した事により新しい売れ方があるのだろうか。

日本仕事百科掲載

会社の永続的な発展において最も重要なのが”人”であるということを経営者は心得ている。また、経営の采配で最も苦悩するのも人である。
創業から20年経過し、我社も平均年齢が徐々に上がってきた。これから先、10年、20年と事業を存続発展させ、次世代につなぐ為には情熱的で希望に満ちた若者を雇用し育てたい。
短期的なアルバイトさんやパートさんならば地元とのローカル求人誌に掲載させて頂くのが即効性あるが、正社員で長期雇用となると、そう安安とご縁がある訳ではない。
そこで今回、求人募集の掲載を考えたのが日本仕事百科という一風変わったサイト。
私の敬愛する方から本サイトの存在を知ったのだが、掲載料金は決して安くはない。
金儲けや生活のためというよりも、仕事やりがい、いきがいにウェイトをおいて働きたい方向け。

遊ぶ為に働くのか、より充実して働く為に遊ぶのか。
私は定休日(水曜日)の夜、翌日の仕事がしたくてうずうずする事がある。
仕事は決して甘くない、そもそも厳しさのない仕事なんて仕事とは呼べないだろう。
しかし、会社に行きたくてワクワクするような仕事を見つけることが人生で幸せだったと思う近道であることは確かだ。
我社の将来、いや日本の小売業を背負って立つ誠実な若者に出逢いたいと願う。

秋支度

彼岸入りし、いよいよ秋の到来である。
日中は日差しの強さを感じるし、近くの公園ではまだ蝉の鳴き声も聞こえるが、街の様子も完全に秋にシフトしている。
地下鉄心斎橋駅に隣接するデパ地下のショーウィンドウに食欲をそそられ思わずお茶菓子を買った。
彼岸花、器、お菓子、ライティング・・流石プロのディスプレイ。とても素敵だ。

新プロジェクト

一昨日は津で開催された物づくりに関する支援説明会に参加した。

県の関連部署の方、県内の企業数十社が参加されていた。
”ものづくり”において”プロデュース(プロデューサ)の重要性”に付いての講演は、これから物を創造する者にとって大変参考になった。
小売業を生業にしていると、ついつい”売れる物”いかに早くつくるか”を考え、せっかちになってしまいがちであるが、コンセプト作りや綿密な市場調査の重要性を改めて気付かせて頂いた。
体は一つ、時間は平等。
弊社の第四の事業に育てるには有能なプロデューサーが一人欲しいところではあるが、しばらくは社長業と兼業になりそうである(^_^;)

STOCKISTS EXHIBITION 2014

東京池袋にある自由学園明日館で今年も開催された”ストッキスト2014”にバイヤーとして久々に参加させて頂いた。

旬な雑貨やアクセサリーを探すならこの合同展が最もクォリティが高いと思う。
バイヤーの分際で些かおこがましい発言になるが”出店している人の目が輝いている”と感じる。
”売る”というよりも”伝える”(自信のある素敵な点を)姿が何とも素敵だ。
会場内は所狭しと人で溢れかえっており、雑貨アクセサリーの業界が元気な理由が判った気がする。
池袋へ向かう前に横浜で開催されていた横乗系の商談会”インタースタイル春夏展”にも参加させて頂いたのだがこちらは逆に閑散としていたのが印象的であった。
トレンドが少し違うといえばそれまでだが、参加しているメーカーの方も”バイヤーに良い物を伝えよう”とする空気を少し感じ取れなかったのも残念だ。大音響の音楽にセクシーなモデルさん、スケートボードのデモ・・アトラクションも大切だがもう少しバイヤーとメーカーさんの話し合いの場が密に必要な気がする。
閑話休題。
錦織選手、us open残念(;_;)しかし、試合終了後のインタビューで彼の素晴らしさと将来性を益々感じ、ジーンと来た!Thank’s kei !

商店街

先日、東京の千駄木を訪れた際、”活況な商店街”として有名な”谷中ぎんざ”を散策してみた。

蒸し暑い平日の昼間とあってか人はまばら。しかし、明らかに遠方からガイドブック片手に観光目当で訪れている人の姿もチラホラ。カメラを片手に散策している外国人の方も・・週末は多くの人で賑わっているのかもしれない。
ただ、はっきり言ってコンテンツとしては何もワクワクするものがない。これなら中野ブロードウェイ界隈の方が私的にはワクドキする。ただ、メインの商店街から少し離れた路地裏に長蛇の列をつくる素敵なお店(かき氷屋さんや惣菜屋、和菓子屋さん等など)が幾つもあったのには驚いた。
単純な理屈であるが、魅力溢れるお店が集まれば盛況な商店街ができる。逆に地権者が家賃収入に主眼をおいて店の良し悪しを判断せずに入居させれば直ぐにシャッター商店街となる。
店が継続の為に変化を恐れず努力する事はもちろん大切であるが、
国や県といった行政が魅力あるテナントを誘致し、来場者を飽きさせない仕掛けづくりも時に必要である。
弊社はここ四日市の日永に根付いて15年ほど。歴史と新しいサブカルチャーを上手く融合し今後はデベロッパー事業にも進出したいと考える。
生まれ育った街を次世代の為に元気にしていくことが弊社の使命でもある。

伊勢丹メンズ館

昨日、東京へ出張の際に新宿にある伊勢丹メンズ館に立ち寄った。
秋冬の立ち上がりはどんな感じで、どんなアイテムをセレクトされているか等市場調査を兼ねて伺った。
正面ウィンドーケースはいつもながら素敵空間hが創作されていた。

空想百科博物館?今期のテーマなのだろうか・・
来店数も平日とあってか、それほど多い印象を受けなかったが相変わらず近隣アジア諸国の観光客が目に付いた。特にコムデギャルソンは一番人気のようだ。
他に目に付いたのがバイク系のレザーファッション。ドゥカティの実車を店内に飾り世界観をうまくアピールしていた。雑誌でのあおり方やファッショニスタの話を聞いても、ちょっとしたバイクブームが都内では訪れているらしい。
後、個人的に気になったのがグリーンカラーをインポートブランド各店でモアプッシュしている様子。レディースのハイブランドでも落ち着いた緑色が提案されているのがとても新鮮に感じた。
今冬の気候はどうなんだろう?雨が多く不安定な天気であっという間に夏が過ぎたが冬の寒さは厳しくなるのだろうか・・downや中綿製品、コートの類は気候の影響をモロに受けるのでもう少し天気もはっきりして欲しいと願う。

社長仲間

創業社長であろうが、雇われ社長であろうが、何代目社長であろうが、社長は社長。
恐らく世の中の社長で気苦労が一切無い社長は存在しないだろう。
大半の社長が”ヒト、カネ、モノ、情報”にいつも追われ”恐怖”と背中合わせで毎日仕事に注力されている。
そんな社長業の苦悩を吐露するのは、飲み屋の聞き上手な女性が一番とおっしゃる方もいるが、同じ社長業をやっている方にするのも一理あると思う。サービス業ならサービス業を経営している社長、建築業なら建築業の社長同士で話すのも時には良いだろう。
群れることが嫌いで、長年一匹狼で社長業を21年やってきたが近頃同業種の社長とお酒を呑み交わしたくなる日がある。
自分でもこの心境の変化が判らない。
先日も地元で勢いある社長様とお食事頂いた。年齢は私よりも若いが、お酒も強くフットワークも実に軽い。そして何よりも誠実な人柄が素敵だ。

還暦を過ぎてもまだまだ成長止まない先達社長から学ぶ事も大変多いが、創業間もなくして苦労の渦中真っ只中の若手社長から学ぶ事も実に多い。
お付き合い頂く社長は酒の席で苦悩を吐露する事はあっても愚痴を零すことは殆どない。
自戒と未来の話ばかり。
ここ最近、胃がキリキリする案件が多かったが、自ら最前線に立ち泥だらけの姿で頑張っておられる社長と一杯やったら何故か吹っ切れた気がする。

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