とてもHAPPYなこと

近くのランニングコースを走っていると何処かでお会いした方とすれ違った。
一周目・・あれ!?何処かで見かけた方だ?
二周目・・そう!きっと恩師だ・・何時頃の恩師だろう・・先生の名前は・・
三周目・・思い出した!勇気を出して声をかけさせて頂こう
・・もしも四周目に声をかけようとしたらs先生とお話ができなかったかもしれない。
高校生時代、部活の副担任をして頂いたs先生。30年前と比較すると確かにお腹周りはふっくらしたかもしれないが、声も風貌も変わっていなかった。
県内の名門公立高校の教師を全うし、後2年で定年とのこと。現在でもバドミントンの指導を続けていらっしゃる。
自分が高校生の時にお世話になった思いを伝えると、鮮明に私の事を憶えて頂いていた。県内での部活成績がどれほどで、学業がどの程度だったかも・・・思わず感激してウルウルきた。
話の中で現代の教師と生徒、保護者+マスメディアの関係に付いての話があがった。
先生はやりきれない思いを私に吐露された。確かに体罰や行き過ぎた指導はよく無いと思う。
しかし、「悪い事は悪い ダメな事はダメ」という教えの文化が無くなったら、この国の教育も終わりだろう。
自分も若い頃はよく怒鳴られ、叱られ、殴られた。しかし、あのとき正しい事が何なのかを体をはって教えてくれた指導者に今は心から感謝している。
”叱ること”は見て見ぬふりをするよりも随分とパワーが必要。社長職をやってからも随分と学んだ。
帰り際に、恩師からこんな言葉を頂いた。
「安保くん、今日は声をかけてくれてありがとう。本当に嬉しいよ。」
30年のときを超えて新たに恩師から何かを学んだような気がする。

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