現在、社内では三重県鈴鹿市の伝統工芸”伊勢型紙”をつかったプロジェクトが進行している。
先日、型紙の原版を拝見しに、鈴鹿市江島の株式会社オコシ型紙商店様を訪問させていただいた。
型紙の繊細な美しさには芸術としての奥深さをしみじみと感じる。
我々が事業を通じて注力している”若い世代”と”サブカルチャー”をどのように伝統工芸と融合させるか。
欲しい!買いたい!と思っていただけるような商品をどのようにクリエーションするか・・
障壁はまだまだあるが、一つ一つ課題をクリアしていきたい。
倒産
今日のブログの内容を書くことは不謹慎かと戸惑ったがインターネットの閲覧をさられる諸兄諸姉は既に本件をご存知かと思い掲載させて頂く。
また、債権者様にとっては大変な状況をお察しするが、これまで会社経営を50年間頑張ってこられたコロナ運動用品株式会社の社長様の努力に対して心から労いの言葉をおくりたい。
去る6月20日、老舗スポーツ用品店のコロナスポーツ様が倒産された。
幼少の頃、野球の道具や陸上のスパイクを買い求め、親に連れていってもらったスポーツ店であった。
今回の残念なニュースは我々のようなスポーツ用品の販売を経営するものにとって残念無念であると同時に、明日は我が身と感じ息苦しくなった。
会社が倒産すれば、それは全責任会社社長にある。プロスポーツの世界も少し似ていて結果が出なければザッケローニ監督のように首を切られることになる。
一昔前は会社の寿命は30年と言われてきたが、ここ最近は5年~10年と短命な傾向にあるらしい。トレンドの変化が激しい今の世の中で、一つの物を大切に長く売る事がどれほど難しいかは自分も身を持って実感している。
21年前、自分が商売をする際、コロナスポーツの社長様にご挨拶したきり一度もお話をする機会はなかったが、何故50年もの間、商売をされてきた老舗企業が消えることになったのだろうか。
少し自分なりの解釈で原因を考えてみた。
先ずは、小資本金の会社が総合的商品の販売をやることは非常に難しかったのではないだろうか。コロナさんは野球、スキー、スノーボード、ゴルフ、サッカー、陸上、テニス、水泳・・数多くのジャンルのスポーツ用品を扱われていた。利用者からするととても利便性はあったが、量販店が競合となり、品揃えの差が無くなり、結果価格競争に巻き込まれてしまったのではないだろうか。
そして、もう一つは地域のお客様のサービスに注力し、広域のお客様に来店頂くサービスが少々不足していたのではないだろうか。ヤフーオークションやオンラインサイトで広域のお客様に商品の提供を行なっていたようだが、広域のお客様を惹きつけるブランドや商品量は少々不足していたように感じる。
だが、実際には社員の雇用や福利厚生など、判断が難しいことも色々あったと察する。
時代の流れを読み、迎合することなく商売の王道で会社を続けることが、いかに難しいかをコロナスポーツさんの結果から学ばせて頂いた。
親馬鹿
大辞泉によると【親馬鹿】とは”我が子可愛さののあまり、子供の的確な評価ができないで、他人から見ると愚かに思える行動をすること。また、その親”とある。
でも、近頃は全く違う・・(^_^;)
今時の冷凍食品
先日、無性にチャーハンが食べたくなった。
伝統工芸品
近頃、色々な場所で当地の伝統工芸品が販売されているのを目にする。
先日も鳥羽駅前の商業モールの一角に専売コーナーが設けられていた。
万古焼で作られた酒器、伊勢木綿のハンカチ、松阪木綿の小物、額装された伊勢型紙、そして嬉しいことに日永うちわも大きく宣伝されていた。何と松阪木綿とのコラボレーションo(^▽^)o
弊社の会社所在地である日永には江戸時代に「日永うちわ」「永餅」「日永足袋」の3つの土産物屋が軒を並べ大変賑わいを見せていたとか・・日永うちわは株式会社稲藤さんが永餅は笹井屋さんが伝統を守り続けられているが、残念ながら日永足袋は現在途絶えているようだ。しかし、足袋のラストは東海道日永郷土資料館に保管されているので、何とか復刻できないか現在案を練っているところだ。
伝統工芸品がこういうカタチで紹介されるのは同県人として非常に嬉しいが、どうも売り場にパンチが無いような気がする(^_^;)旅行者の方が手に取られる様子も伺えたが、買われる気配は無かった。
弊社のミミエプロジェクトも何もカタチになっていないので偉そうなことを言えないが、もう少しターゲットを絞り、トレンドスパイスをふりかけてみてもよいのではないだろうか・・
しかし、平日の昼間なのか高齢者ばかりの来館が目立った・・
何だか鳥羽も寂しいな・・
世の中には割り切れないことが多い
・・そんな気分の時は休日に美味しいお酒を飲むに限る\(^^@)/
スノーピアサー
久々に重厚なSF作品を鑑賞した。”母なる証明”のボンジュノ監督作品。
氷河期の地球を彷徨うハイテク列車の中で繰り広げられる人間模様。
冷静に考えればありえないトンでもない設定ながら、人間社会の根幹に迫る力作。
キャプテンアメリカのクリスエヴァンスが男くさい主役を演じ、相棒役にはリトルダンサーのジェイミーベル、大御所どころではエドハリスやジョンハートも出演されている。そして何といっても、ティルダスィントンの怪演には大変驚いた。
何じゃソレ?的な映画でレビューも良くなく、見る人を選ぶ作品ではあるが、雨の日の休日、ちょっぴりお暇な方には是非鑑賞頂きたい。
スノーピアサー ★4.5点
映画館で見るコンサート
道路工事
一昨年ごろから、住まいの10キロ圏内のいたるところで道路工事が急速に進んでいる。
NEXCO中日本のHPによると、四日市北ジャンクション(仮称)ができれば東名阪自動車道の亀山ジャンクションあたりの渋滞も緩和されるだろうし、我が家から滋賀京都方面へのアクセスもスムースになるのだろう。ただ、個人的には東名阪道と併走する道路が本当に必要かどうかは非常に疑問が残る。おそらく湯の山や菰野方面へ県外からのお客様を誘致するのが狙いではないだろうか。
また、四日市北ジャンクション(仮称)から東員インターチェンジ(仮称)を経由して東海自動車道や養老ジャンクションに抜ける道は私の住まう場所からはすこぶる利便性が上がるだろう。
敦賀や福井など北陸方面へ向かう際には、いつも関ヶ原まで国道365号線を北上していた。また奥美濃方面へのスノートリップが木曽長良川の危険な中堤を通らずスムースに行けるのは大変ありがたい。
しかし、いつもながら思うのは高速道路ができると国道や県道の風情ある街並みが過疎化してしまう。これも時代の流れといえばそうなのかもしれないが、何とも複雑な気分である。
ただ、バイク乗りの自分は機動力を活かして極力高速道路は乗らない。逆に林道や県道を積極的に走るようなスタイルである。二輪ブームが静かにおこっているようなので、移動の目的にあわせこれからも道路をチョイスしたいと思う。