伏見ミリオン座

先日、出張帰りに名古屋の伏見ミリオン座へ寄り道した。

いや~いい映画を上映している。
駐車場や駐輪場はないが、伏見駅から徒歩数分の立地。平日なのに映画好きの方でごったがえしていた。
ミリオン1、2、3夫々3館で名作を上映している。席数は決して多くはないが音響設備やスクリーンは最新のモノを導入。
待ち時間に利用できるカフェスペースも今風でとても心地良い。
世の中、映画館離れが進んでいる中、こういう施設を運営することはすこぶる大変かと思うが何とかシネコンに負けずに経営して欲しい。
我が街にもこういう文化的な施設が建設されることを切に願う。

ロボコップのリメイクに期待

ここ四日市にはアカデミー賞作品賞を受賞した「それでも夜は明ける」が上映されない。マシューマコノヒーが21㌔減量して挑んだ「ダラスバイヤーズクラブ」も鑑賞することができない。
なんで・・?
インターネットやスマフォの普及が映画館の収益を悪くしていることは子供でも理解できることだが、「もういらない・・」というほど地方に豪華なシネコンができたが、上映している映画は全て同じ。
新しいスタイルの映画館を起業したくなってきたわ・・(^_^;)
間もなくロボコップのリメイクがロードショーされる。

オリジナルは1987年、当時27歳の自分にとっては衝撃的な風刺だった。確か、評論家はB級アクション映画として酷評していたように記憶するが、今見てもオリジナルは心に刺さる。
そして2014年春、オリジナルをオマージュしながらも、なんかやってくれそうな予告に期待が膨らむ。
それにしても、近頃のハリウッドアクション映画はどうもリメイクや続編モノが多いのがやや残念・・

THE WOLF OF WALL STREET

ウルフオブウォールストリート、俳優レオナルドデカプリオとマーティンスコセッシ監督がタッグを組んで制作された映画。

生涯中ベスト3に入ると唸る方もいるだろうが、お下劣な駄作と酷評される方もいるだろう。私は前者で物凄く心に響き、エンディングロールが終わっても衝撃からしばらく席を立てなかった。
セックス描写、ドラッグ、賄賂・・目を覆いたくなるような下品な描写のオンパレード(^_^;)
しかし、お金のことやリーダーシップのこと、世の中を変えるパワーなど、とても人生で大切なことを179分間語りかけている。これから起業する方や我々のような若い経営者は絶対必須だ。
本作18歳未満の観賞を制限している。確かに描写がえぐいので理解はできる。しかし、もしも許されるならdvdレンタルが開始されたら我が息子には是非こっそり見て頂きたい。
この映画の内容は事実に基づくものであり、灰色の世の中を生き抜くためにも是非知っておくべきだ。臭いものに蓋をするのは大人の勝手な都合であるが、蓋をこじ開けてもこういう物凄い映画を見て何かを感じて欲しい。
ディカプリオ演じるジョーダンベルフォートかカイルチャンドラー演じるパトリックデナムFBI捜査官の人生、どちらに憧れるか・・・答えは超簡単!
何度でもベルフォートの人生を選ぶだろう(^_^;)

新作映画の見方が変わる

新作映画もネット配信ならばどこでも見ても1000円で観れるとか・・

また、SNSサイトでシェアやリツイートすると鑑賞料金が500円になる作品もあるらしい。
映画の見方も日々変化している。
ムック本の読み方も急激に変化していると痛感する。ネットでダウンロードすると店頭のプロパー価格よりも10%~20%安いものがある。確かに紙代や運送代が削減できるので理屈は理解できる。
映画は映画館で見るもの。本とは紙の上に印刷された文字や写真を読んだり見たりするもの。そんなノスタルジーな感覚では時代に弾かれるのだろう。
見る場所、読む場所は確かにプライベイトな空間が必要だろう。本も読み終えば邪魔になる事もあるだろう。
”しかし・・”という思考を止めて新しいことにを果敢に受け入れる気持ちも大切。
映画は音響や画面のサイズもあるので急激に映画館がなくなる事はないが、本は間違いなく数年の間に殆どの人がタブレットで読む時代になると確信した。

秋の夜長、今最も観たいDVD

趣味的にホラー映画はあまり観ない方だがこれだけは別!

1981年、当時中2年の時に観たオリジナルはビビリ過ぎて翌日学校をズル休みした記憶が残る(^_^;)
レビューの評価はイマイチだが思春期にトラウマになった映画を克服する意味でも観なければならない一作である。
いや~秋の夜長、観たい映画がいっぱいあるが寝床で観始めると開始30分で睡魔が忍び寄ってくるのでどうしたものか・・
明日もモデラートの売り場で接客三昧の一日の予定!昔懐かしのお客様是非ご来店を!

好きな映画の傾向がようやくわかった(^-^)/

生涯2000本以上の映画を見てきたと思う。
46歳半ばにして、ようやく自分の心に響く映画のタイプを理解した。
それは”犠牲”をテーマにしたもの。
SF映画で例えるなら、アルマゲドンや近作ではELYSIUM(^O^)
世のため人のために死ねるか・・愛する人の為に死ねるのか・・
おそらく、経営者になって”従業員の為に・・”という考え方が芽生えたからかもしれない・・
いやいや、自分が死の土壇場になったら逃げ出すと思っているから心憧れるのかも・・
閑話休題。
先日、オリヴァーストーン監督の野蛮なやつら(SAVAGES)を観た。犠牲がテーマではないが、今のアメリカ西海岸を創造できる秀作だった。お奨め作品!

PROJECT X

久しぶりに時間が取れたのでDVDをレンタルした。
以前から観たいと思っていた、シチュエーション系の洋画”PROJECT X”・・確か日本では未公開作。

誕生パーティで乱痴気騒ぎをする高校生の一夜をハンディカムで撮影された本作。兎に角、低予算ながら映画の新しい表現方法として個人的には素晴らしい作品だと感じた。
本作の展開が大ヒット作”ハングオーバー”とよく似ている思っていたが、製作にトッドフィリップ氏が参加されているとのこと・・やっぱり。
日本ではホームパーティという文化に馴染みは薄いが、噂が噂を呼んで参加者が膨れ上がる展開はSNSサイトがこれだけ広まり定着した日本でもありうると思う。
好みがかなり分かれる作品と思うが、ピンときた方には是非観て頂きたい一本。
また、同じ臭いの”CHRONICLE”も観たいが近所のツタヤさんではレンタルしていない・・涙

今夏一番観たい映画

私はあらゆるジャンルの映画を観るが、唯一テンション上がらないのが”ホラー””怖いのが嫌い”というのが一番の理由ではある。中には”シックスセンス”や”死霊のはらわた(勿論、オリジナル・・笑)”などの傑作もあるが、どうも観を終えた後の疲労感のようなものが辛い。
しかし、ゾンビ映画だけはホラー映画の中でも唯一テンションが上がる(爆)
その昔、小学生の頃に観た”DAWN OF THE DEAD”はあまりの怖さに途中で中座した苦い経験があるぐらいだ。
ただ”走るゾンビ”よりもどちらかというと”彷徨い歩くゾンビ”の方が個人的には好きである。
今夏、ブラプ主演で走り回るゾンビ映画が日本に上陸する。監督は

リンカーン

南北戦争、奴隷解放宣言・・確か小学生の頃に学んだ偉人”リンカーン”
予習をして挑んだが深くて難しい。
琴線に振れる微妙な感受性の違いは、やっぱり夫々の民族によってあるのでは・・

しかし、これから登ろうとする経営者や経営者を志すものは必見の内容。
ラストオブモヒカンで心奪われたダニエル兄。本作もリンカーンになりきった演技は凄い。

舟を編む

ある映画好きな方から「安保さんは邦画よりも洋画がお好きですね」そんな言葉を頂いたことがある。
確かに幼少の頃に見た映画がタワーリングインフェルノであったり大脱走などの洋物活劇が多かった。成人になってからも週に一度は映画館に通っていたが殆ど洋画だった。
しかし、ここ最近は進んで邦画も見るようになった。行間を読む独特の間。日本語の美しい表現・・ようやく邦画の良さがしみじみと判ってきた(爆)
先日、松田龍平主演の「舟を編む」を見た。

 
気の遠くなるような歳月をかけて辞書づくりに挑む姿。笑いあり涙ありの作品。
松田龍平さんの控えめで真面目な演技、抑えたBGMと美しい言葉。とっても静かで心地よい133分分。改めて辞書の偉大さ、言葉の大切さ教えてくれた。
私的に★4.5の秀作。是非、絵文字や「マジで~」世代の若者に見て欲しいと思う。

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