あたらしいお店

アパレル店が集うネストに新しいお店が間もなくオープンする。

ストリート色の強いお店を統合させ、新しいジャンルのスタイルを提案し新顧客層の心を掴みたいと店舗責任者から企画書があがってきた。

 

弊社では基本、やってみたい事業や新しいコトへのチャレンジは極力やらせるようにしている。

過去に何度失敗しているか・・(;^ω^) 記憶をたどると冷汗がでるが、許容範囲で経験を積ませることがとても重要だ。

 

数年前、アパレル店舗が未だ四日市の近鉄西の路面で商をしていたとき、勢いの出てきたSというドメステックブランドを取り扱った。初年度からブランドの勢いがあったので翌年度からオーダーを倍々で増やしていった。何回目かの秋冬で勝負をかける為、オーダーに山をはった。当時、支払できる金額を遥かに超えていたであろう。その年、東京ドメブラの流行が急に失速し、大量の不良在庫をかかえることに・・残った在庫を捌くに2年を費やした。勿論、大量の赤字。

 

ある時は洋服付きの女性スタッフとの出会いから、綿密な事業計画無しにレディースアパレル店舗を開業。ショップコンセプトが定まら無い中、女性スタッフに任せすぎた挙句、大量の不良在庫。お店を閉店させ在庫処分もこちらも数年かかった。

 

他にも数えきれないほどの失敗を決済している。

 

しかし、その当時コトに当たったスタッフ(現責任者)はあの時の失敗が今の教訓になっていると述懐する。

 

要は結果がでなかった時、当事者が猛省し、分析し、改善する能力があるかを見極めることが重要。

 

金貸ではないので担保も取れないし、失敗したからといって給料を減らす訳にもいかないし、ましてや怒鳴り散らしてもダメ。

 

経営者はひたすら”手柄は部下に責任は自分が取る”という覚悟を呪文のように自分に言い聞かせ、もしもの時にライフライン(私の場合は嫁のヘソクリ(;^ω^)を準備する。

 

 

今年度は他にも大きな新事業をやることを決めている。新しいことへのチャレンジは楽しくワクワクする反面、恐怖とストレスに潰されそうになる。

 

ただ、結果が予想を超えてきた時、部下が結果を出し自信に溢れ喜びの笑顔を見せた時。経営者としてこのうえない充足感に満たされる。

 

だから経営者はやめられない。

 

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