水墨画

市が運営する体育館の通路に水墨画が飾られている。季節によって着彩のあるものもあるが殆どがアマチュアさんが描いた絵。

作品にはほのぼのしたモノから、コンテストで金賞を狙うモノなど様々。
自分に絵心はないが、作品と額縁のマッチングに関しては少々小煩い。
作者の方と色々と意見を交わす時間はとっても感性が刺激される。
水墨画を眺め、心が癒される。
アジアってイイ。

駄菓子

疲れている時は無性に甘いものが食べたくなる。甘いものといえば和菓子の類に目がないのだが、甘いものを食べると必ず辛いものが欲しくなる(爆)
和菓子を食べた口には塩味のきいたアラレ系の駄菓子が程よくあう。
株式会社やおきんさんがつくる”なつかしカレー味”は超がつくほど大好きな駄菓子で、いつも5~6袋買溜めしている。

カレー風味がややきつめの味はお酒にも調子よくあう。勝手な解釈だが、魚のカタチをした色物のアラレはカレー風味がゆるく、亀の甲羅をモチーフ(?)にしたカレー色のアラレとのバランスがとってもいい。確か自分が子供の頃の価格は10円だったように記憶している(現在は35円)
スーパーの棚を眺めるとチョコレートやポテトチップスなどの洋物系のお菓子が幅を利かしているように感じるがオールドファンの為にも、もう少し駄菓子の棚を増やして欲しいと思う今日このごろである。

人工野菜

韓国ではプラントファクトリー化が進んでいると聞く。
昨日、立ち寄った小売大手のロッテマートでは既に人工的に創られたみずみずしい野菜の販売を行なっていた。
東京や大阪のスーパーマーケットでも当たり前の光景なのだろうか?

中部国際 ⇔ 仁川は東京出張と時間的には変わらない。しかし、ビジネスチャンスは何十倍以上もある。
これからは言語、国際感覚が経営者の必須スキルであることを改めて実感している。

観光特急 「しまかぜ」

先日、観光特急”しまかぜ”に乗って伊勢へ向かった。

小さなお子様を連れた家族、電車フリークの方・・デビュー間もないこともあって超人気。
鉄道にそれほど興味の無い私が言うのも何だが、近鉄電車の車両は”鉄道”としての魅力に満ち溢れていると思う。しかし、この”しまかぜ”という車両は実に凄い。
車窓からの特別な眺め、静寂性、マッサージやリクライニング機能がついた高級レザーシートに食堂車両・・・鉄旅がとってもしたくなる車両である。

舟を編む

ある映画好きな方から「安保さんは邦画よりも洋画がお好きですね」そんな言葉を頂いたことがある。
確かに幼少の頃に見た映画がタワーリングインフェルノであったり大脱走などの洋物活劇が多かった。成人になってからも週に一度は映画館に通っていたが殆ど洋画だった。
しかし、ここ最近は進んで邦画も見るようになった。行間を読む独特の間。日本語の美しい表現・・ようやく邦画の良さがしみじみと判ってきた(爆)
先日、松田龍平主演の「舟を編む」を見た。

 
気の遠くなるような歳月をかけて辞書づくりに挑む姿。笑いあり涙ありの作品。
松田龍平さんの控えめで真面目な演技、抑えたBGMと美しい言葉。とっても静かで心地よい133分分。改めて辞書の偉大さ、言葉の大切さ教えてくれた。
私的に★4.5の秀作。是非、絵文字や「マジで~」世代の若者に見て欲しいと思う。

初夏さきどり

先日、無性に細麺が食べたくなったので妻にリクエストしてみた。
ご存知かと思うが冷麦(ひやむぎ)と素麺(そうめん)の大きな違いは太さ。
地元”大矢知地区”のやや太めの手延べそうめんは格段に旨い。

fast fashion に fast food・・
少し休んで、もっと噛み締めて生きようではないか!

痩せ我慢は必要だろ

世間ではクールビズと称してネクタイを外すことが当たり前になりつつある。
確かに猛暑の中、襟首を絞めるのは億劫になることがある。
しかし、ここぞ!という商談や、気合を入れて大切な方とお会いする場面でノータイはいかがなものだろうか。確かに形式ばったカタチかもしれない。自由な風潮の流れの中で逆向しているかもしれない。
もしも世の女性が足の健康を訴えてヒールを脱ぎ捨て、皆がワニマークの合成樹脂靴に履き替えてしまったらどうだろう・・暑いからといって露出度の高いタンクトップで街を闊歩したら・・面接に突飛な服装でこられたら・・
先日、お役所でアロハシャツを自慢気に着用されている方がテレビに出ていたが正直気の毒に感じた。
「ファッションは相手への礼儀」そんな点も少なからずあると思う。だからファッションに痩せ我慢は必要だというのが自分の意見である。自己主張の表現もファッションを通じて行うものであるが、それが行き過ぎると自己本位となって周りに不快をあたえる。
ファストファッションが根付いてしまった我が国は服装に対する概念が何処か変な方向へ向かっていると思えてならない。他国を猿真似すのは本意ではないが、学校教育でネクタイのルーツや結び方、スーツの着こなし方なども教えるべきではないだろうか。

先日、アイリッシュリネンの3ピースを誂えた。間もなく訪れる初夏にリネンスーツに袖を通すことはとても・・・

とてもHAPPYなこと

近くのランニングコースを走っていると何処かでお会いした方とすれ違った。
一周目・・あれ!?何処かで見かけた方だ?
二周目・・そう!きっと恩師だ・・何時頃の恩師だろう・・先生の名前は・・
三周目・・思い出した!勇気を出して声をかけさせて頂こう
・・もしも四周目に声をかけようとしたらs先生とお話ができなかったかもしれない。
高校生時代、部活の副担任をして頂いたs先生。30年前と比較すると確かにお腹周りはふっくらしたかもしれないが、声も風貌も変わっていなかった。
県内の名門公立高校の教師を全うし、後2年で定年とのこと。現在でもバドミントンの指導を続けていらっしゃる。
自分が高校生の時にお世話になった思いを伝えると、鮮明に私の事を憶えて頂いていた。県内での部活成績がどれほどで、学業がどの程度だったかも・・・思わず感激してウルウルきた。
話の中で現代の教師と生徒、保護者+マスメディアの関係に付いての話があがった。
先生はやりきれない思いを私に吐露された。確かに体罰や行き過ぎた指導はよく無いと思う。
しかし、「悪い事は悪い ダメな事はダメ」という教えの文化が無くなったら、この国の教育も終わりだろう。
自分も若い頃はよく怒鳴られ、叱られ、殴られた。しかし、あのとき正しい事が何なのかを体をはって教えてくれた指導者に今は心から感謝している。
”叱ること”は見て見ぬふりをするよりも随分とパワーが必要。社長職をやってからも随分と学んだ。
帰り際に、恩師からこんな言葉を頂いた。
「安保くん、今日は声をかけてくれてありがとう。本当に嬉しいよ。」
30年のときを超えて新たに恩師から何かを学んだような気がする。

高級品とは

先日、子供たちが見ていたテレビから「ゴミから高級品を作る」などという言葉が聞こえてきた。
・・・果たしてそんなものが高級品の類と呼べるのか?そんな思いで番組を最後まで見た。

捨てられた廃材や雑木でこの世に一点しかない家具をご夫婦で製作している。とても木の暖かさが作品に出ていて現物に触れていないが素晴らしいと思う。しかし、辛口になるがこの手のものを高級といってしまえば、鍛錬されたプロの家具職人が気分を害するのではないだろうか。
高級品の定義は非常に難しいと思うが、ブランドや品質、歴史なども重要な要素になるのではないだろうか。
最近、料理や服飾の世界でもプロとアマの差が一見分からなくなってきた。しかし、モノの本質を理解し、幾度も口にしたり使い込んでみると以外にあっさりと大きな違いがわかるものである。
弊社もプロの小売店として高級品といわれるものを取り扱う以上、責任と自覚そして信頼を得られる製品知識のブラッシュアップに日々努めなければならないと痛感した。

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